水・衛生問題
水・衛生とは?
- 世界では、7億4,800万人が安全な水を利用できない状況の中で暮らしている。
- 不衛生な水の摂取による病気から、5歳未満の子どもが毎日1,000人も死んでいる。
- 25億人が改善された衛生設備(トイレ)を使用できない環境に置かれている。
安全な水の確保
- 国連はミレニアム開発目標のGoal7の中で「2015年までに、安全な飲料水と衛生施設をを継続的に利用できない人々の割合を半減させる」という目標を設定。
- 2012年末までに、世界の人口の89%が改善された水源を利用できるようになり、22年間で23億人が利用可能になった。
→目標だった88%を越え、ミレニアム開発目標の一部達成!! - 児しかし、依然、改善された水源が利用できない人もいる。その数は7億4,800万人(43%がサハラ以南アフリカ、47%がアジア)で82%が農村部に暮らす。
<安全な飲料水を享受している人の割合が一番低いのはサブサハラ・アフリカ>
ジェンダー・ギャップ指数とは、「経済活動の参加と機会」、「教育」、「健康と生存」、「政治への関与」の4つの分野でスコアを出し、それらを合計したもので、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が毎年発表しています。
出典:unicef・WHO (2014)“Drinking Water and Sanitation 2014″
改善されたトイレの利用
- 1990年に比べ、2012年までに改善されたトイレを利用できる割合が増えた(都市部は76%から80%、農村部では28%から47%に改善)。
- 2012年末までに、世界の人口の64%が改善されたトイレを使えるようになり、1990年に比べ、15%の増加が見られた。
- 依然としてトイレが使えない人もいる。その数、約25億人(3分の2がアジア、4分の1がサハラ以南アフリカ)。人口の最低半数もトイレを使えない国は46ヶ国。
- 野外排泄はすべての地域で減少しているものの、依然として10億人が屋外排泄を行なっている。
<人口の半分以上が改善されたトイレを利用できていない>
出典:unicef・WHO (2014)“Drinking Water and Sanitation 2014″
その他世界事情コンテンツ