2011年9月23日 2:32 PM
【滞在期間】2011-09-07 ~ 2011-09-18 【総評】大変満足 【プロフィール】男性 【ネーム】まあ
(1)参加動機
大学院で富裕層の生活習慣病と貧民層の飢餓を同時に解決するために、富裕国の給食メニューを改善し、そこから貧民国に一部の金額を寄付をするプロ ジェクトを世界規模に広める活動を行っており、この活動が机上の空論にならないためにも、貧民国で実際どんな生活をしている のか地に足をついた経験をしたかったから。
(2)参加した感想
今回は全て自費で参加 しましたが、本当に参加してよかったと心の底から思っています。とはいえ、私自身はフィリピンでボランティアをしてきたなんてとてもおこがましくて言えません。むしろ現地のマスターやキッズ達の支えがなければ、ボランティア活動など出来なかった立場なので、彼らには感謝の気持ちで一杯です。私自身は常に反省の日々でした。スモーキーマウンテンで働く彼らを見て、自分が 日本でいかに甘えた生活を送っていたかを痛感しています。日本で恵まれた環境にいた私はトイレや風呂場がないというだけで体 調を崩してしまい、終いには怪我までしてしまったことで途中帰りたいと思ったこと、集団生活に慣れず周りに迷惑をかけてし まったこと、本当につくづく自分を情けなく思いました。また、現地の少年少女らは自分の身は自分で守り自分で稼ぎたくましく 生きているのに対して、自分を含め日本人は成人過ぎても自分のことすらまともに出来ない未熟な平和ボケしている人だらけの現状で不安になりました。
そんな中で、フィーディングやファーストエイド活動を続けるにつれて、私の中で確実に変わったものが あります。言葉にするのは簡単なことかもしれませんが、心の底からはなかなか感じることが出来なかった自分でも素直に、一生 懸命生きることの大切さ、周りの人々に感謝する気持ちをヒシヒシと感じることができるようになりました。今までの人生の価値 観が凄く良い意味で180度変わったように思います。プライスレスな経験をさせてもらえたことに感謝感謝です。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
今回の経験を通して、何よりも「自立すること」がまず一番に自分には必要だと思いました。その一歩として帰国して すぐに、まず両親に心から「今まで育ててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、親孝行を始めました。既に大学の学費 は全部奨学金で自分で払っていますが、それだけでなく自炊、掃除、洗濯を始め、きちんと自分の力で稼いで生活を送る努力 をしています。
また、一分一秒を大切にして、やると思ったら今やるということが私のモットーになりました。気配りだけでなく、タ イミングもきちんとよく見計らい、恐れることなく大胆に何でもチャレンジしていきたいと思っています。さらには、英語能力が低かったが故に、コミュニケーションをまともにとれなかったので、毎日英語を口に出す習慣を作り、誰とでも円滑なコ ミュニケーションが取れるように毎日努力もしています。
最終的には体も鍛え、もっともっと肉体的にも精神的もたくましくなって、率先して人助けを出来るくらい一人前の人 間になりたいと思います。