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当たり前としか思っていなかったことに、幸せを感じるようになった。
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当たり前としか思っていなかったことに、幸せを感じるようになった。

2010年2月1日 5:57 PM

【総評】大満足 【プロフィール】 男性 / 大学3年生 / 東京都

 

(1)参加動機

参加動機は、2点あります。
・社会的に弱者である少数民族や途上国と言われる国の現状を自分の目で確かめたかった
・自分の視野を広げ、人間としての幅を広げたかった

 

(2)参加した感想

「幸せとは?」「幸せな生活の基準とは?」
日本に帰ってきてから、今までの100倍様々なことを考えるようになったが、この疑問もその中の1つである。「悟りでも開くのか?」と自分で突っ込みたくなるぐらい、答えを出すことが出来ない問題に対してひたすら考えるようになった。
アカ族の村での生活を通じて、改めて日本での生活のありがたみを痛感した。ほこりを吸わずに道を歩けること、蛇口を捻るだけで水が使えることなど今まで当たり前としか思っていなかったことに、幸せを感じるようになった。
「当たり前は、決して当たり前なことじゃない」そのことに気づけただけでも人間として成長できたのかな?と思う。
それだけ、アカ族の村では、生活していくのに必要最低限のモノしかなかった。暮らしていくことは出来るが、お世辞にも暮らしやすい環境ではなかった。しかし、だからこそ日本にないものが村にはあった。それは、人との触れ合いであり、つながりであり、絆である。
豊かで便利な社会になればなるほど、人とのつながりが薄くなってきてしまう。
だからといって、成長しようとしない国に明るい未来は待っていない。難しいな・・・とすごく思う。
今後、発展していく国の人たちには、便利さだけを追求することばかりに気をとられて、今ある大事なモノを忘れてしまわないでほしい。受け継がれてきた伝統 的な生活と日常的な生活をしっかり共存させて成長していってほしいなと思う。人と人とのつながりが薄い国や絆がない国にも明るい未来は待っていないのだか ら。

 

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

飲料水引き込み工事のボランティアを通じて、「インフラを整備する」ことが途上国において人々の生活水準を向上させることは勿論、人の可能性まで広げてしまう影響力の大きさを実感し、魅力を感じた。
そのことより、ゼネコンに入って、インフラ開発や整備といった側面から途上国の成長・発展に貢献していきたい。