2012年2月15日 11:19 AM
【滞在期間】2012-02-07 ~ 2012-02-14 【総評】大変満足 【プロフィール】男性 【ネーム】マコト
(1)参加動機
今回私が、カンボジアのプログラムに参加させていただきましたのは、自分の可能性と選択肢を増やす目的からでした。普段の生活においてあらゆることが、ルーティーンワークとなってしまっていることから、見聞を広め、自分の特性を確認する意味でも、行ってみたいと考えました。
(2)参加した感想
まず、人の温かみを肌身を持って感じられたことが、カンボジアでの生活が充実したものになった原因であると思います。ホームステイ先のママやパパ、現地の子どもたちなど言語の壁を越えて、暖かく迎え入れてくれましたし、接し続けてくれました。現地の子どもたちは、親の仕事を手伝ったりと、日本の子どもに比べ、学校に行くことが当たり前のこととはなっていません。場合によっては、親の都合により学校から離れなければならなかったり…。しかしそのような中でも子どもたちは、熱心に授業に参加し、ひとつでも多くのことを学ぼうと、質問があれば、すぐに相談し、わかるところでは、積極的に手を上げ当ててもらおうとします。そうした子どもたちをみて、少しでも子どもたちの役に立ちたいと強く思うようになりました。答えがわかったとき、うまく解答できたときの子どもたちの笑顔は今でも忘れられません。休み時間になると子どもたちは、外に出て、追いかけっこや縄跳び、などに興じます。中でも子どもたちとサッカーをした際は、現地の人と分け隔てなくプレイさせてくれましたし、そこで一体感を感じることが出来ました。子どもたちとは、ゴールを入れたとき、一緒喜びハイタッチを交わしたり、ボールを持つと無邪気に抱きついて取ろうとしてきたり、子どもを抱っこしながらプレイしたり、とても子どもたちとの距離が縮まったような気がしました。
そして、こうした子どもたちとのかかわりの中で、教育の重要性を感じました。ポルポト政権の虐殺は多くの知識人を殺してしまい、それによって十分な教育を受けられなかった世代が、今の親の世代となっている現実から、今の子どもたちには十分な教育を受けさせ、彼らの将来の可能性を広げると同時に、後世の子どもたちの教育に携わる人材を育成する必要性を感じました。そうした現状や必要性の中では、自分たちの出来ること、していることは限られるけれども、少しでもそうした現状の改善に貢献できたらという気持ちを抱きました。
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(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
私は、子どもたちの勉強や人生に対する熱い思いを感じ、これからの勉強であったり、資格取得に努め、自分が望む職業に就けるよう努めていきたいと思いました。決して恵まれているとは言えない教育環境でも、真剣に学業に向かい合っている子どもたちから、自分の比較的恵まれた教育環境を十分に活かす必要性、心構えを感じさせられました。