2012年3月6日 2:46 PM
【滞在期間】2012.2.1~2012.2.15 【総評】大変満足 【プロフィール】 女性
(1)参加動機
私は以前から、アジアやアフリカの貧困問題に興味がありました。特に農業やフェアトレードなど、人々が生活していく上で、どのように生活費を稼いでいるのかに関心を持っていました。タイの山岳民族ということで、日本とは馴染みの薄い人々かもしれませんが、彼らがどのように生活しているのか、どの点に問題があるのか、知りたいと思い参加しました。
(2)参加した感想
一言で言うと、本当に貴重な体験ができました!!! ボランティアで行った小学校の子どもたちは皆元気で、私達をすぐ受け入れてくれて、とても嬉しかったし、教えた日本語をちゃんと理解してくれて、とても自信がつきました。その一方で、日本とタイでの教育設備の差を実感し、日本がいかに優れた環境で学習しているのかを知る良い機会にもなりました。 NGO(NGO施設)のスタッフ方々はとても良い人たちばかりで、日本人ボランティアだった私達が円滑に授業ができるよう、分からない事に対してすぐに答えてくださいました。 スタッフさんから、山岳民族の現状を聞いて、山岳民族の人々が抱える問題はたくさんあり、考えさせられることも多くありました。 山岳民族が住む村でのホームステイでは、観光旅行では体験できないような体験を多くしました。ラフ族の村では竹で出来た家で過ごしたり、アカ族の村では民族衣装を着て現地の女性たちと踊ったり、1本の竹を使って料理器具から箸・皿などを作って食事をしたり、満天の星を見ながら歯磨きをしたり、鶏の鳴き声が目覚まし時計の代わりになるなど、日本では体験することのない出来事の連続でした。ホームステイを通して、民族の暮らしや性格にも違いがあることが発見でき、とても勉強になりました。2週間のタイでの生活は本当に良い刺激となりました。テレビがなくても、シャワーからお湯が出なくても、それを忘れてしまうくらい毎日がとても充実していました。タイの人々はみんな優しく、初日の不安はすぐに吹き飛んでしまいました。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
大学では、開発経済について学んでいるので、今回のボランティアで学んだ事を含めた観点から今後学んでいきたいと思いました。また、NGOでは日本語が堪能なスタッフはまだまだ少なく、多くの日本人に山岳民族の現状を発信することが困難です。帰国した後もボランティアとして出来ることはインターネットを通しての情報発信だと考えるので、facebookやtwitterで今回の参加で学んだことを載せていきたいと思います。