2011年6月2日 9:18 AM
【滞在期間】2011-04-30 ~ 2011-05-05 【総評】大変満足 【プロフィール】女性
参加動機
行動的でない私を動かしてくれたのは、今回の東日本大震災である。毎日のように放映されていた震災のテレビ番組を見ていて、何かしなくてはと思い立った。 しかし、その頃は、ボランティアの受け入れは、経験者のみとなっており、未経験者の私は参加できず、とても歯がゆい気持ちになった。また同時に、現在の仕 事について考えた。前から人の役に立てる仕事をしたいと思っていた。今の仕事も十分やりがいのある仕事だと思う。しかし、直接的ではない。もっと自分の体を動かして、何かしたいと思った。インターネットを検索する中で、もしこのような仕事に就くのであれば、ボランティアの経験がいることを知る。そして、海外で、自分で日程を決めることができるこのプログラムに出会った。
参加した感想
今回、参加させていただき、私自身が何かできたことよりも、与えられたことの方が、遥かに多かった。その一つは、現地の生活が体験できたことである。海外に行くのは今回が2回目で、しかもアジアは初めてだった。ホームステイというかたちで一緒に生活させていただき、現地の人と触れ合い、また、学校に行かせてもらったりと、カンボジアの農村部の生活が垣間見れたことはとても良い体験であった。世界を知ると いうと大げさだが、日本以外の生活を知ることができたことは、本当に良い経験となった。
二つ目は、子どもたちとの触れ合いである。現地の子どもたちは、純真で、無邪気で、本当に可愛かった。日本は、教育、環境面でも豊かである。はじめは、このカ ンボジアの農村部も日本のように環境が整備され、教育も日本と同様に受けることができるようになることが良いと思っていた。しかし、それが本当に良いこと なのかと考えるようになった。現地の子どもたちは、先進国の人々よりも心が豊であると思うし、何より、笑顔が溢れていた。子どもたちと触れ合うことで、心が洗 われ、心がとても豊かになった。こちらまで、自然と笑顔になった。このような豊かな心を感じさせてもらい、豊かな心をもらえたことは本当に、みんなに感謝 したい。
今後、この経験をどのように活かしたいか
今回の体験から、もっともっと世界を知りたいと思うようになった。そして、自分には何ができるか、考えるようになった。精神面では与えられることの方が多いかもしれない。しかし、自分も何か与えられることができるのではないか、もう少し考えたい。