2011年3月1日 1:28 PM
【滞在期間】2011-02-08 ~2011-02-19 【総評】大変満足 【プロフィール】男性/埼玉
(1) 参加動機
私が大学で専攻している国際地域学科では、多くの途上国の現状や問題点、また、そういった問題の解決に向けて活動する国際機関や様々なNGO・NPOの活 動について学んでいます。私は、そのような、大学での学習から、MDGs、中でも途上国における初等教育の問題について興味を持つようになりました。そこ で、以前から参加しようと考えていた海外ボランティアに参加し、大学での学習をより発展させたものにしたいと考え、参加を希望しました。
(2) 参加した感想
私が参加したカンボジアでの日々は全てが衝撃的でした。国道6号から村に向かう道路は舗装も施されてなく、激しく揺れる車内で、自分がす ごい場所に来たことを実感しました。もちろん、電気もシャワーもない村での生活が始まり、最初は不便さを感じましたが、次第に慣れていき、最終的には完全 にカンボジアの生活に溶け込むことができたと思います。
学校でのボランティア活動では、日本語と英語を教えるという中で、次第に成長が見える子どもたちにとても充実感を感じることができました。休み時間には 様々な遊びが始まり、タフな子どもたち相手に頑張って遊び相手をしましたが、カンボジアの子どもたちのパワフルさには敵いませんでした。学校が終わっても、 ホームステイ先に多くの子どもたちが来て、月明かりの下、ひたすら遊び続けました。遊びが終わっても、少ない灯りの下、クメール語と日本語の勉強会が始ま り、寝ている間以外はずっと子どもたちと触れ合っていました。
村の人々はみんな親切で陽気で、村を歩いているだけで手を振ってくれたり、話しかけてくれたりと、カンボジアの人々の温かさを心から感じました。週末の 夜には近くの家の庭先でダンスパーティーが始まり、村の人々総出で踊り、交流しました。また、ホストマザーのギフさん、毎日ご飯をご馳走してくれた村長さ ん一家、サン先生、ブン先生、全ての人がフレンドリーに接してくれ、カンボジアに新しい家族ができた気分でした。
今回のカンボジアでのボランティアでは、日本では味わえない経験ばかりをすることができました。村にはこれといったものはありませんが、その分人と人の 距離が近く濃く、なによりも温かかったです。新たにできた父、母、弟、妹、そして多くの友達と出会い、一緒に過ごせた日々はどんなものにも代えることので きない宝物です。彼らと、言葉はうまく伝わらなくても、想いは通じることを実感しました。いつか、必ず、またあの村を訪れて、再会する日を楽しみにして日 本で日々頑張っていこうと思っています。
(3) 今後この経験をどのように活かしたいか?
今回のこの経験を活かし、また海外ボランティアに参加したいと思います。また、日本国内において、国際機関の講演会や、グローバルフェスタなどの様々なイベントに積極的に参加していきたいと思います。