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私にとって大きな10日間

2011年9月16日 9:18 AM

【滞在期間】2011-09-01 ~ 2011-09-10 【総評】大変満足【プロフィール】女性

(1)参加動機

 

私は以前から、発展途上国の貧困問題に興味があり、何か力になれることはないだろうかと考えていました。そんな中、実際に現地を訪れて、現状を知り、本当 に必要なものはなにか知ることが必要だと感じたこと、また、自分の価値観を確かめてみたいと思い、大学の休みを使って、海外ボランティアに参加しました。

 

(2)参加した感想

 

まず最初に、マスター、ハッピーキッズのみなさんには、心から感謝したいと思います。マスターは、ボランティアのことだけに限らず、本当に様々なことを教 えてくださいました。大学生になった今、自分の行動に対して何も言われなくなり、ただ毎日を過ごしていた私にとって、とても良い刺激になりました。自分の 未熟さ、考えの甘さを改めて痛感しました。

この10日間、スラムの町で過ごしてみて、考え方ががらりと変わりました。実際に自分の目で現状を見て、現地の人と一緒に、また、同じように過ごしてみることで、初めて見えたこと、気付いたこと、感じたことがたくさんあり、本当に貴重な体験をすることが出来たと思います。

色んな体験をさせていただいた中でも、一番印象に残っているのは、スモーキーマウンテンです。行く前は、ただの大きなごみ山を想像していましたが、そこに は家があり、学校帰りの子どもたちの姿がありました。マスターが、要を済ますため、「ちょっとあっちを向いててね」と私たちを待たせている間、今まで感じた ことのない感情が頭の中をぐるぐると廻って いました。目の前の景色は、ごみだらけの川と、そこで一生懸命にお金になるゴミを探す若者の姿と、ぼろぼろの家の中に見える子どもたちの笑顔でした。今まで 自分が貧民に対して抱いていた考えが、あまりにも間違っていたこと、また、自分はどれだけいい生活をしているんだろう。と考えると、涙が溢れてきま した。

「孤児院の子どもは可哀相」、
「暖かいお風呂に入れなくてかわいそう」、
「子どもを笑顔にしたい」、、、

自分の今まで持っていたボランティアに対する考えが、間違っていたことが悔しくてたまりませんでした。マスターは、先進国の押し付けを例に、私がいままで気付くことのなかったボランティアの難しさを教えてくださいました。ボランティアって、本当に難しいですね、、、

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

 

今回の旅は、ボランティアを考えていく土台に過ぎません。自分は、子どもたちに笑顔をもらって、日本に帰ってきました。子どもたちにこれと言って何もしてあげ られなかったけれど、この経験を元に、これからも貧困について考えていき、ボランティアの心を忘れずにいきたいと思います。

マスターには、本当に色んなことを教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで、とても濃い、忘れることの出来ない10日間となりました。 今回、ボランティアをする前に、もっと自分自身やらなくてはならないことがたくさんあることに気付きました。「半分は他人、半分は自分」を忘れず、気付け る人間になりたいと思います。また、日本での便利な生活やおいしい食べ物は、当たり前と感じてしまっているが、何に対してもありがたみを感じ、温かい心を 持って、素敵な日本人になりたいと思います。日本で、学ぶべきことを学び、やるべきことをやって、親孝行を忘れず、きちんと仕事ができるようになったら、 また伺わせていただきたいと思います。

マスターの熱い思い、絶対忘れません!!!!本当に、本当に、ありがとうございました!!!!!