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I ♡ Philippines

2010年10月4日 1:06 PM

【滞在期間】2010-09-05 ~ 2010-09-11 【総評】大変満足 【プロフィール】女性/大学生/愛知県

 

(1)参加動機

 

フィリピンでのスラム街の現状、ストリートチルドレンの生活をテレビで見て、日本にいる自分の生活との違いに驚きました。画面を通してであると本当に現実で起 こっているのか、という実感がなかなかわきませんでした。テレビを通してではなく、自分の目で確かめたいと思ったのと同時に、自分にも何か出来ればと思い ました。社会人になってしまったら、海外ボランティアはなかなか参加できないだろうと思い、学生時代最後の夏休みにぜひ参加したいと思い、応募しました。

 

(2)参加した感想

 

忘れられない七日間になりました。多くの事を学び、ボランティアについて深く考え、そして自分と向き合う良い機会になりました。フィリピンで過ごした日々は、私の人生において、かけがいのない宝物です。

現 地に着いてすぐにスラム街へと行きました。まさに私がテレビを通して見ていた世界が自分の目の前に広がっていました。ゴミだらけの家に、ボロボロの服を着 た子ども達、家が無く歩道橋の下で暮らしている人々…いざそういった現実を見てみると、どんな表情をしていいのか分からず、目を背けたくもなりました。しか し、子ども達はとびっきりの笑顔で話しかけてくれ、私も自然と笑顔になりました。

マニラには裕福な人たちが住むビル街もありますが、一本 道を挟めば、今日食べるものもないというようなスラム街になります。スラムの山から見た大きなビルが建ち並ぶ景色には、とても違和感を覚え、今でも忘れら れません。警察や病院がうまく機能していないこと、日本からの支援金はスラム街に届いていないこと、などをマスターから聞いて、フィリピンの政府に対して 憤りと怒りを感じました。

七日間のうちで、フィリピンの学校を訪問し、授業を見学したり、近所の子ども達と遊んだり、スラム街の子ども達へ のフィーディング、ファーストエイド活動をしたり、売り上げが寄付金になるクロスステッチのお手伝いをしたりと、様々な活動をさせて頂きました。しかし、 自分の無力さを実感するばかりでした。私が子ども達に食事を与えたとしても、その場の空腹は紛れるかもしれませんが、その子達をスラムの生活を救うことは出 来ないのだな…と思い、憤りのようなものを感じました。日本人一人で行動するのは危険なため、必ずボランティアキッズの子達やマスターに付き添ってもらわ なければなりません。また、私は英語が堪能ではないため、相手の伝えたい事が分からなかったり、思ったように自分の意見を話す事が出来なかったりしまし た。本当に自分って役立たずだな…ボランティアしにきたのにな…と思い、とても歯がゆさを感じました。何か役に立ちたい、子どもたちを笑顔にしたいと思い、 ボランティアに参加したのにも関わらず、逆に教わる事ばかりで、何も役に立てなかったというのが正直な感想です。何をすることがボランティアなのか、と分 からなくなり、同じ日本人ボランティアの子達と話し合い、何度も悩みました。

 

しかし、そんな私でもフィリピンの人々や子ども達は、温かく受け入れてくれ、多 くの見返りを求めない優しさをくれました。子ども達は、みんなかわいくて、人懐っこく、日本人の子どもよりも、表情豊かで、見ているだけで自然と笑顔になりま した。日差しが強い時、何も言わず帽子を被せてくれたり、荷物を持ってくれたり、外は危険だからと手を繋いでくれたり、私がソーラーアイズになってしまっ た時は、薬をつけてくれたり、常に「大丈夫?」と声をかけてくれ、「僕の目と変わってあげたい」とも言ってくれました。子ども達から、ボランティアとは「相手が何をしたら喜んでくれるのか、と頭で考えて行動するのではなく、相手を想い、自分の心で感じたままに動く」ことだと学びました。目の前で苦しんでいる 人がいるなら手を差し伸べる…簡単な事のように思えて、一番難しいを思いました。子ども達はそれが自然に出来ていて、子ども達から教わることばかりでした。日 本にいる時の私は、親切にしたり、優しくしたりするのにどこか見返りを求めていたのかもしれない、と気づかされました。フィリピンの子どもたちと出逢って、 「この子達に何かしてあげたい。喜んでほしい。」と思いました。

日本に帰らなければいけない日には、たくさんの方々が見送りにきてくれ ました。「一緒に日本に行きたい」「本当に帰って欲しくない」と言ってくれる子や、手紙を書いてくれた子までいて、本当に別れるのが辛く、もっとここにい たいと思いました。私は、フィリピンの子どもたちに対して、何一つ役に立つことをしてあげられなかったし、助けてあげられなかったけど、本当に思い切って参 加してよかったと思います。

 

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

 

今回初めて海外ボランティ アに参加して、自分の考えの甘さを反省しました。やはり海外でボランティアするには、いくら日本人スタッフが就いてくれていたとしても、英語が話せる、も しくは現地の言語を話せなければ、本当の意味でのボランティアは出来ないと感じました。フィリピンに行って、心底英語が話せるようになりたいと思いまし た。子どもたちとは遊んでいるだけで楽しかったので、そこまで語学力は必要ありませんでしたが、やはり活動中や、現地の方とコミュニケーションをとるには、 英語が必要でした。もっと私に語学力があれば、今の生活をどう感じているのか、国の状態についてどう思っているのか、など深い話も出来たのに…と思いまし た。この悔しさを語学習得へのモチベーションとして、これから英語の勉強にますます力を注いでいこうと思います。

フィリピンで一週間生 活してみて、日本の生活がどれだけ豊かで、便利かということを身にしみて感じました。今まで自分が何の不自由もなく暮らしていたことは、当たり前だと思っ ていましたが、本当に幸せな事だと思いました。しかし、「物質的には貧しいが、心は豊か」とよく言いますが、まさにフィリピンはそうであると感じました。 フィリピンに住んでいる人たちは、たとえ知らない人でもみんなお互いにキラキラした笑顔で挨拶をしていて、困っている人がいたら助け、みんなお互いに支え 合いながら暮らしているという印象を受けました。また、ジェンダーフリーの社会にも驚きました。日本では、まだまだ差別があり、自分の本当の性を隠しなが ら生きている人たちがたくさんいます。しかし、フィリピンはそれを“個性”と受け取り、本当の自分を隠すことなくみんな生き生きとしていました。ゼミで、 ジェンダー問題について学んでいたので、とても勉強になったし、日本も早くそうした社会になってほしいとも思いました。

自分の生活を振り返り、もっと物やお金、食べ物や水にありがたみを感じながら、生活していこうと思います。そして、いつも家族や友達、周りで支えてくれている方々への感 謝の気持ちを忘れないようにしたいです。まずは、身近な人から幸せにしていきたいです。自分のことだけを考えるのではなく、周りの幸せをいつも考えられる 人になりたいと思います。自分なんかに何が出来るか分からないけれど、まずは自分が実際に見たフィリピンの現状を出来るだけ多くの人に伝えたいと思いま す。そして、いつか絶対にフィリピンに戻ります。早く子ども達に会いたい!!その時には、人として、ボランティアする者として、一回りも二回りも大きく成長していたいです。