2010年10月4日 12:51 PM
【滞在期間】2010-09-20 ~ 2010-09-26 【総評】満足 【プロフィール】男性/大学生/広島県
(1)参加動機
私は現在大学3年生であり、今後の進路を決めなくてはいけない時期にある。将来は国際協力の仕事(ボランティアではない)をしたいと考えており、NGOが現場でどのような活動をされているか興味があったため参加した。
(2)参加した感想
スラムの子どもたちと出会い、スラムの現実を触れ、私たちに出来ること、すべきことは何なのかを深く考えた。
私 が今回参加した理由は、現場での活動を知りそれを自分の今後に生かす、というものだ。しかしこれでは参加の目的はあっても参加中の目的が乏しかった。参加 の目的をもっと具体的にすべきだったと合流した初日に強く感じた。私は子どもが大好きなので子どもたちを笑顔にすること、それを自分の参加中の目的にした。
ファーストエイドは自分が想像していたよりも簡素な処置であった。しかし、この処置が破傷風や感染症を防いでいる。こんな簡単な処置もスラムに住んでいる人は出来ないらしく、私たちのファーストエイドを待っている人たちがたくさんいた。決して多額 のお金がかかるわけではないのになぜ政府がファーストエイドを行わないのかと強く疑問に思った。
スモーキーマウンテンの周りの町に実際に行って、多くのことを感じた。現地の人々の生活は私の想像よりいきいきとしており、メディアで見たあの光景はなん だったんだろうと思った。町に電灯がたくさん設置してあることには驚いた。私がそれまで見てきたフィリピンでは滅多に電灯を見る機会がなかったからだ。しかし、だからと言って私たちが何もしなくていいと言うのではない。スモーキーマウンテンの周辺の河の汚れはひどく、また衛生面も問題がある。実際に現場を見て、その上で何をすべきなのかを考えなくはいけない。現場主義とはこういうことだと思う。
齊藤さんの考えややり方が自分にとって新鮮で、それ故齊藤さんの話がとても興味深かった。齊藤さんとの出会いが今回の最も大きな収穫であった と思う。帰国して一週間経った今でもまだ今回感じたことをまとめることが出来ないでいる。それだけ多くのことを学んだのだと思う。一つだけ確信が持てるこ とがある。どの国にとっても子どもが全ての可能性であるということだ。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
技術や特技があってはじめて人助けが出来る。気持ちだけでは何も助けられない。このことは参加する前から重々承知してたが、参加して更に強くそう思った。今後は更に勉強して専門性や技術を手に入れようと思う。