2010年8月25日 3:00 PM
【滞在期間】2010-08-18~2010-08-24 【総評】満足 【プロフィール】女性/大学生/東京都
(1)参加動機
途上国の貧困に関心があり、将来は途上国の開発援助に携わりたいと考えています。そのために世界の貧困の現状を知っておきたいと考え、長期休みのたびに途上国に出かけているのですが、今回ネットでスタディツアーを探していたところこのインターンシッププログラムを見つけ、貧困者の生の生活がみられるのでは ないかと考え応募しました。
(2)参加した感想
スラムでの生活は自分が想像した以上に劣悪なものだった。不衛生で危険な環境の中で生活している子どもたち。学校にも行かずゴミ拾いで毎日食いつないでい る。でもスラムで生まれスラムで育った子どもたちは、そこでの生活しか知らないからそれが貧しいとか不幸とか思わない。インターンに行く前はスラムの生活 環境を良くしてあげたい、もっといい生活が送れるようにしてあげたいと考えていたけれど、それは本当に当人たちが望んでいることではないのではないかと思 い、何が本当に必要で何をするべきなのか、わからなくなってしまった。また子どもたちがかわいくて物をあげたり何かしてあげたりすることが結局本人のために ならなかったり、良かれと思ってやったことが裏目に出たり無意味であったりもして、自分には何ができるのか自問し続けた一週間だった。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
同じ地球に生まれたのに、生まれた場所が違うだけで自分はこんなにも安全で幸せな生活が送れている(スラムの子どもたちが不幸というわけではないが)。スラ ムの子どもたちに比べて自分には大きな可能性と機会があるのだから、それを無駄にせず、貧しい人々に還元できるよう、自分には何ができるか常に自問し続けていきたい。