2010年2月1日 6:04 PM
【総評】満足 【プロフィール】 女性 / 大学1年生 / 岩手県
(1)参加動機
大学に入り、留学経験や海外旅行したことのある先輩や友人から「海外は面白いよ」「視野が広がった」などと聞き、憧れもあり漠然と海外へ行ってみたいとい う気持ちを持ちはじめました。しかし、英語はほとんどできないし、1人で行くのは不安だし、何よりただ観光しに行くだけじゃつまらないと思いました。せっ かく行くのだから、いろんな経験ができそうなボランティアツアーにしようと、それならガイドもいるだろうし、いろんな人達とも出会えるだろうなと思い、こ のツアーに参加しました。もともと、地域開発や環境問題にも興味を持っており、観光や山岳民族とのホームステイといった内容も魅力的でした。
(2)参加した感想
山岳民族についての知識はまったくなく、現地でレクチャーを受け彼らの歴史・現在の生活状況を知り、自分はなんて恵まれているのだろうと思いました。タイ NGOは、売春や収入手段が限られているなどの問題に対し、ホームステイの受け入れやエコツアーガイドの仕事を提案するといった活動を行っていて、彼らに 選択の機会を増やしていました。本当に現地の人々が必要とする支援を行い、より彼らが自立できるようにするという目的は素晴らしいなと感じました。
アカ族の子どもたちはとても元気で明るく、すぐに手をつなごうとしてくれたり、手を引っ張ってどこかに連れて行こうとしたり、後ろからちょっかいを出してき たり、やんちゃな子ばかりでした(笑)でも、小さい子達への面倒見がよく思いやりが感じられました。チャイルドケアセンターの補修工事の手伝い、皆で遊ん だこと、山菜採りに行ったこと、村での食事などすべてが楽しく、充実していました。彼らの竹でできた家は簡素だけど機能的で日本のような便利さはないけ ど、健康的で自然に沿った生活を送っているのだと実感しました。そして、子どもたちの笑顔、家の人の優しさ、辛いけどおいしいご飯、アカ族の歌など今でも心 に残っています。
ただ、身振り手振りでどうにかなったけど、もっとコミュニケーションをとるために語学力の必要性を実感しました。もっとタイ語(や英語)ができたら現地の スタッフや村人と通じる事が出来ただろうし、いろんなことを知ることが出来たのにと悔やまれます。しかし、今回多くの人と出会いいろいろと考えさせられま した。やはり、彼らは経済的には貧しく、運よく奨学金で大学へ通えている人もいればそうでない人もいて、もっと平等な機会を保障することが重要だと思いま した。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
今回のツアーで国際協力・開発に興味を持ちました。もっと世界のさまざまな問題について知りたいと思ったし、その現場に行き実際に何か活動できたらと思い ました。また、寄付をしたり現地の人々の手作りの小物などを買ったりするだけでも支援なると知り、こんな自分でも役に立っているのだと思うことが出来まし た。自分が経験したこと、感じたことをその場限りにしないで、自分なりに周囲に伝えたいです。そして、何事もチャレンジすることは大切だと思いました。な ので、これからもその気持ちを忘れず、人との出会いを大切にしていきたいです。