2010年2月1日 5:37 PM
【総評】大満足 【プロフィール】 女性 / 大学生 / 広島県
(1)参加動機
国際協力に関心があり、大変な思いをしている子どもたちに、自分の力で何か出来ることはないかと思い、自分自身でも直接行動したいと感じたから参加した。以前、他 のNGOのスタディツアーに参加してとても勉強になり、また違った問題にも触れてみたいとも感じた。さらに、自然の恵みに感謝して生活している山岳民族の中でホームスティする事で、自然の大切さなどについて改めて考えたいと思った。
(2)参加した感想
この旅で、子どもたちの為に何か出来ればという思いで参加したが、実際には自分の方が勉強させられたし、多くのものを得た。ヤフー村の衣食住全てにおいて、 毎日の生活の中で、生命の大切さや自然の有難さを感じることが出来た。萱葺の家や、豚やにわとりのとさつ、水のお風呂など、初めての経験だったが、生活の 全てに有難さを感じた。
特に、子どもたちのキラキラとした目の輝きが印象に残っている。私達の生活に比べて、けして恵まれているとは言えないだろう。しかし、例えば子どもたちと遊ぶ 中で、身の回りにある自然全てを遊び道具やおやつにしたりと、毎日を本当に楽しく過ごしているということを感じさせられた。私はヤフーの村の子ども達は、自 分自身よりもある意味では恵まれているのではないかとも感じた。言葉は通じにくかったが、体当たりで遊んだり、絵を画いたりする中で、少しは心が通じ合っ たように感じとても嬉しかった。
この経験は自分が考えていたもの以上に濃いものとなった。単なる観光旅行に比べ、勉強になったことはもちろん、人 との絆というものも得ることが出来たから だ。一緒に参加した皆やヤフー村の人、タイNGOを通じお世話になった方。このように沢山の人と一週間を一緒に過ごし、行動し沢山話す中で、強い絆を得た ように感じる。また、タイNGOで働いたりボランティアをしている方をはじめ、出会った人のいろんな生き方にも強い刺激を受けた。
一週間という短い期間ではあったものの、大事な友達を得ることが出来た。私にとってこのように濃い一週間は初めてだ。旅の始めには、不安は多少あったが、 すぐに消え、毎日を新鮮な気分で、そしてとても充実した気持ちで過ごすことが出来た。お土産にも、手作りの村のお母さんたちのポーチなどを買った事で、 戻ってからも、村の人たちと繋がっているという気分になった。
このスタディツアーに参加することが出来て本当に良かったと思う。
(3)今後この経験をどう活かしたいか
この経験の中で、実際に寄付を行ったりすることで、自分自身にも出来るんだということが心の中で確実なものとなった。これからも寄付とか自分が身近に出来 る事を、行ってゆきたいと思っている。また、世界の様々な問題についてさらに知りたいと思ったし、そのような問題が起こっている現場に行き、実際に行動してゆけたらと思う。また、このように自分が経験したことや学んだ事を、自分だけのものとせず、自分の言葉で、自然や命の大切さを伝えてゆける人になりた い。そして、スタディツアーへの参加を、周りにどんどん呼びかけてゆきたいと思う。