2010年2月7日 5:33 PM
【総評】大満足 【プロフィール】女性/大学生/千葉県
(1)参加動機
私は大学で看護の勉強をしていますが、授業の中で貧困問題について勉強する機会がありました。日本ではなに不自由なく暮らしていますが、一方では大変な暮 らしをしている人たちがいます。勉強したくても学校に行けない子どもの話しを聞くと、普段、学校の勉強は大変だななんて思っている自分がなんて贅沢なんだ ろうとおもいました。
また、海外では病気になっても病院に行けない状況もあります。私は将来看護士になりたいとおもっているので、日本の状況だけでなく海外の医療状況についても知っておきたいと思いましたし、私に何かできることはないかと考えていました。
しかし、海外に行った事もなく、普段の生活から一歩踏み出すことが出来ずにいました。そんな時、アンガールズが出ている番組でNGOが行っている活動に参加できるツアーの紹介しているのを見ました。ホームページでツアーの内容を見ると、山岳民族の抱える問題をホームステイや子どもたちとの交流、共同作業を通して勉強することが出来、しかも観光も出来るものでした。私は海外に行ったことがないし、語学もだめなのが一番の不安だったんですが、日本人の女性引率者の方が通訳とガイドをしてくれると書いてあったので、「わたしにピッタリだ!」と思い。このツアーに参加することにしました。
(2)参加した感想
一人での申込みだったので少々心配でしたが、ほとんど一人での参加会員さんばかりでしたし、出発前に参加会員同士でメール交換でき、同じく国際協力に興味のある人たちだったのですぐ打ち解けられました。バンコクの空港で日本人スタッフさんと合流しました。日本人スタッフさんはお姉さんみたいな存在で、何でも知っているので少しでも多くのことを知りたいと たくさん質問させてもらいましたが一つ一つ丁寧に答えてくれてとても理解が進みました。日本人スタッフさんは頼りになるアジアンビューティーです☆
バンコクから北部のチェンライまでは夜行バスで移動しましたが、これがことのほか快適でぐっすり寝てしまいました。
チェンライについてからは観光があり、はじめて象に乗りましたが、大興奮でした!タイ式マッサージもまさに極楽でした。気持ちよくてまた寝てしまいました。全てが新鮮で観光を大満喫してしまいました。
しかし、スタディツアーの目玉はなんといっても現地体験!NGOに着くと、日本人スタッフさんが現地のルールなどを詳しく説明してくれました。山岳の自然は壮大でトレッキングでは水や空気がこんなに美味しいものなのかと感動してしまいましたし、夜は星が無数に広がり、自分は大きな地球の中で生きているんだな~と実感しました。村では子どもたちとたくさん遊ぶことができました。日本の遊びを教えてあげようと折り紙を教えてあげました。とっても人懐っこくて目がキラキラしていました。なんだか弟や妹が出来たみたいでした。
村でのホームステイではご家族にとても歓迎してもらいました。言葉は通じませんがゼスチャーだけでこんなに人って通じ合えるんだなと思いました。知らない 土地にきてはじめての人の中で生活できるなんて今までは考えられませんでした。自分なりになんだかちょっとたくましくなった気がしました。
村での共同作業では子どもたちと一緒に施設の土木作業をしました。私に出来ることはたいしたことではないかも知れないですが、少しでも子どもたちの役に立 ちたいと思って一生懸命がんばりました。普段、体を動かすことが少ないので疲れちゃいましたが、人のために何か一生懸命することの爽快感を覚えました。
一見、元気そうに暮らしている山岳の人たちも様々な問題を抱えています。
文化の違いによる差別問題や学校に行けない子ども、お金がなくて病院に行けないなどの問題もあります。また麻薬の問題ではタイNGOの活動によりこの地域では改善されたようですが、他の山岳地域ではいまだに解決できずにいるようです。
昼間元気に遊んでいた子どもたちが健康に大人になってくれることを願わずにはいられません。
私はこの旅で思いもよらない宝物を得ました。それはタイの家族です。本当によくしてもらいましたし、子どもたちはとっても懐いてくれました。また、一週間 をともにすごした仲間はみんなそれぞれに将来に不安や希望を抱えていて、そういったことを語り合えるって本当にかけがえのないことだと思います。空港でみ んなとお別れするときには、思わず涙がでてしまいました。まさにこの一週間はうるるん滞在記のようでした。
(3)この経験をどう活かしたいか
このツアーで得た事を無駄にすることなく、今後に生かして生きたいと思います。一週間とわずかな時間でしたが私にとってはとても大きなものを得られら旅でした。これからはいろいろなことへ積極的にチェレンジしていける気がします。山岳民族の抱える問題について多くの人たちに伝えてゆこうと思います。看護士になって多くの子どもたちを助けたいし将来、何らかのかたちであの子どもたちに役立てられないかと思う。そのためにはもっと勉強して、いろいろな技術を身につけていこうと思います。
本当にこのツアーに参加できてよかったと思います。
ありがとうございました!