2012年3月8日 4:41 PM
【滞在期間】2012年2月28日~2012年3月5日 【総評】 大変満足 【プロフィール】男性
(1)参加動機
私が今回のフィリピンキッズプログラムに参加した理由は、先進国で貧困国のことについての情報があふれており、何が正しいことなのか分からなくなり、実際に現地を見て、自分が貧困地域にできること、手伝えることが何かあるのかを探そうと考えたから である。何を自分は感じるのかは行かないと始まらない、できること精一杯やったるぞという思いで出発したのを覚えています。
(2)参加した感想
今この参加動機を書いて、本気で恥ずかしく感じます。「君、頭大丈夫」って自分に言ってます。マスターに会った瞬間 「何かできることを探しに来た奴なんかここにはいらない。帰った方がいいんじゃないの。」と言われ、初めて己の浅はかさに気いてしまうという情けなさ。マスターの言葉はすべて自分の心に突き刺さり、突き刺されすぎて意識が遠のきそうでした。正直な話、無事に帰れるのだろうかと真剣に思った初日であった。それから子どもたちと遊んだり、ファーストエイド、フィーディン グ、空手、スモーキンマウンテンなど本当に多くの活動をさせていただいた。それらの活動は本当に「させていただいた」もので あった。ボランティアに来ているというのにすべて逆の状態。夜寝るときあまりの情けなさに心の汗がマスターがいない時でも出てしまっていた。子どもたちに日本の遊びで、フィリピンにないものを作ろうと思って、竹馬を作ることになったが、それもマスターやほかのメンバーがいなければ作れなかったし、一番の目的の竹馬で子どもたちと遊ぶこともほんの僅かしかできなかった。本当に中途半端で情けなかった。そして子どもたちがどんどん来るようになるのは 来ている日本人の雰囲気で決まるということで、この雰囲気作りもうまくいかなかった。本当にこうやって後悔ばかり書いて、今すぐにマスターから怒鳴られそうでびくびくしちゃいますがこれが事実だなと思います。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
この7日間で今後自分はどうしていくのか、一回 本気で考え直すことになったのが今現在の状況です。日本での考え方、知識すべてがぶっ壊れたからである。フィリピンの人々は 今の現状で懸命に、そして最高の笑顔で生きていた。スモーキーマウンテンの人々は皆暗い顔をせず、真剣に日々を生きていた。 この生活を崩していくのが先進国の人たちだということを知り、もう本気でボランティア、国際協力などというものが分からなくなった。しかし、スモーキーの人々から明確なメッセージをもらった。「お前らが俺らにあれこれする前に、お前の人生を無駄になんとなく生きてんじゃねーよ。120%の力で常に真剣、懸命に生きてんのか。そこができてないのにお前は何をしてんだよ。」と。このメッセージはマスターからのメッセージでもあった「 親にもボランティアできてないお前らに、何のボランティアができるというんだ。」というものともつながりました。本気で、懸命に生きること、両親、世間、運命に本気で感謝することをしていくことがマスターやRiki,Rio,happy kidsのみんなに対してできる最低限のお返しだと思います。心で感じたことを「やるなら今しかねー」の精神でやっていきます。心からマスター、 Rio,Riki,Happy kidsのみんな、ありがとうございました。一生マスターという男に出会えたことに感謝です。本当にありがとうございました。