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私に出来る事

2012年4月4日 1:43 PM

【滞在期間】2012年3月22日~3月28日 【総評】大変満足 【プロフィール】女性【ネーム】T.K

 

 

(1)参加動機

 

私がこのプログラムに参加しようと思った理由は、自分の目で発展途上国の状況を見たかったためです。今までも旅行などではよく行った事があります。しかし、発展途上国であっても観光地は環境が整備されていて、その国の本当の姿は見えにくいです。今回、田舎の村でのボランティアと、さらに現地の家でホームステイに参加することで、旅行だけでは分からない、現地の本当の状況を自分自身で体験できると考えました。

 

 

(2)参加した感想

 

現地では本当に原始的な生活をしていました。お風呂は屋外で、井戸からくみ上げた、決して清潔とは言えない水をかぶって洗います。トイレは、濁った水を桶ですくって流します。家は小屋のようで、鍵などはありません。洗濯機はもちろんなく、井戸の水で、手で洗い、自然乾燥させます。あらかじめ話には聞いていたものの、何もかもが想像以上に日本とかけ離れた生活に、驚きと不安でいっぱいでした。 しかし現地の人は、ない物に対して文句を言うわけでもなく、いつも幸せそうに、明るく、大きな愛情を持って私たちに接してくれました。決して清潔な水ではないけど、井戸から毎回きちんと水がでて、汗を流し、洗濯をし、きれいな服をきれるだけでありがたい。鍵なんかついてなくても、雨風がしのげ、寝られる場所があるだけで幸せ。私の中でも、徐々に考え方が変化していきました。足りないものばかりをあげたらきりがない。今ある物に感謝し、そこからどうやって工夫すればいいのか考える、ということを真に考えさせられた気がしました。

現地の学校では、子どもたちに英語と日本語を教えました。クメール語が話せない私たちにとって、細かい文法や言葉の意味を的確に伝えるのが難しいのでもどかしさを感じました。しかしそんな中でも、辞書やジェスチャーや英語を使いながら、子どもたちに伝えました。そうやって彼らが理解してくれた時には大きな喜びを感じる事が出来ました。教科書やノートや筆記用具も満足に得られない彼らでしたが、何か新しい事を知り、学んだときに見せるあの目の輝きや笑顔はとても印象的でした。しかし、クラス内でも子どもの学力レベルは個人差が大きく、全員を授業に集中させる事は難しく、また、その場かぎりで○をもらうだけではなく、本当に文法を理解できている子どもは少ないと感じました。日本であれば、さらにクラスをレベル別に分けたり、レベル別の教材を使ったりと工夫出来ますが、カンボジアの学校ではまず先生の数が少なく、そこまで環境が整っていないというのが現状でした。

春休み中という事もあり、このボランティアには私以外にもたくさんの日本人が参加していました。みんな来た理由は違えど、日本全国から、同じ期間に参加し、カンボジアという日本から遠く離れた土地で出会い、一緒に寝食を共にし、授業作りを頑張った仲間たちとの出会いはとても貴重なものになりました。 普段、同じ大学内で、同じ学部で勉強している人たちのコミュニティーから抜け出し、自分とは異なる、さまざまな方面で勉強している人、多様な価値観、目指しているものの違いに触れてとても良い刺激をもらえ、考え方の視野が広がったように感じます。 私は1週間のみの参加でしたが、それでは短すぎると感じるほど充実した毎日でした。

 

 

(3)今後、この経験をどのように活かしたいか

 

今回のこのプログラムに参加して、発展途上国にとってどれだけ周りからの支援が必要か、またテレビなどのメディアだけでは本当に理解できていなかった面を少しだけではありますが、知る事ができました。

前まで、援助といえば、単にお金や食料を渡してその日の生活ができるようにする手助けというイメージが強かったのですが、それでは不十分だと感じました。例えば、道でお金を求めてくる人に単にお金を渡すだけではなく、その人にもできる仕事を与えて、長い目でみて、生活できる力を与える事の方がその人にとって本当に必要な事だと感じました。この事を実感したため、今後、微力ながら寄付や募金をする際には、それが何に使われるのか、単にその日を過ごすために与えるだけではなく、将来に目を向け行われている活動(教育や、仕事の提供、その国の医療の発展など)の手伝いが出来ればと感じました。

また、今回参加したプログラムのように、現地の人にとってどれだけ語学力が人生を左右するかを感じました。空港で整備の仕事をしている方、運転手の方、市場で物を売っている方、観光客を相手にする方は、みんな外国語を上手に使っていました。生きるために、何が何でも語学を身に付けなければいけないという、語学を学ぶ本来の姿を見た気がしました。私たちは日本にいれば、英語ができなくても、観光業以外にもたくさんの仕事があるので、生きていけます。しかし、カンボジアではあまり仕事がなく、観光客相手にする仕事が多くあると聞きました。現地の人にとって幼いころから語学を学ぶという事が将来的にみてどれだけ大きな意味を持つのか、またそれがどれだけ子どもたちの可能性を広げ、夢を実現させる力になるのかを感じました。 私は教育や国際系の方面とは違う方面に進みます。しかし、発展途上国の現状を、ほんの少しだけですが見ることができた今、今後社会人としての経験を積み、自分の専門分野での国際協力も視野に入れ、彼らのために出来る事を考えいきたいと思っています。