2012年4月12日 9:47 AM
【滞在期間】2012年3月23日~3月28日 【総評】大変満足 【プロフィール】男性 【ネーム】田岸 伸一郎
(1)参加動機
最初は「ヨーロッパに行きたい!」って思ってたんだけど、大学での勉強や色んなことを見聞きするうちに発展途上国にも興味が出てき て。一度この目で現状を見てみたい、貧困などの社会問題を実感してみたいと思うようになりました。
去年上映された「僕たちは世界を変えることができない」もその考えを後押ししたと思います。
でも、海外渡航自体が初めてで不安だったのでこのプログラムを利用していくことに決めました。
(2)参加した感想
率直に言えば「俺変わった」って実感はないです。多分海外に行くことや初めての経験をすることにそういう期待をする人っていると思うんですが、あまりそういうのはしない方がいいと思います。多分そういうのって現状の自分からの逃避だったり、理想の自分を掲げてるだけだと思うので。自分を変えるのは経験自体じゃなくて、どれだけ自分がそのことに本気で取り組んだかだと思います。「幹でなく枝葉が広がった」といった表現が適切だと思います。根幹の自分は変わらないけど、経験をすることによって「現状はこうなっているんだ」という事実を知り、今後自分が選択する物事の幅が広がったと思います。
プログラム自体はいい経験になりました。
現地の村でのホームステイでは、より近くに現地の生活を感じることができました。現地の服装、食事、家、人々
生水は口に入れちゃダメ、氷もダメ、3月は暑くて、夜は虫が大量発生すること…色んなことを体感できました。
小学校の教壇に立ち教えることもいい経験です。
指導内容はまさかの自分たちで考えて、夜に受け持ちクラスごとに集まってミーティングして
年少クラスはカオスだし、年長クラスは頭よすぎだし…驚きの連続です。
教える立場に立つというのがこんなに難しくて、怒ることの難しさや本当の優しさについて考えることもありました。
授業をすることで、自分の無力さや頼りなさを実感して。それが悔しくて。
でも、子どもたちは本当にかわいくて。人懐っこくて絡んでくる子どもたちと休み時間に思いっきり遊ぶことで、そういう大変さは軽減 されてたのかなと思います。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
今回の経験を通して、世界の事実をもっと知りたいなと思いました。
「この国にはどんな景色があるんだろう」「現地の人はどんな生活をしていて、どんなふうに考えているんだろう」
それが職業に結びつくのかも分からないし、何にも結びつかないかもしれない。
ただ一部の狭い世界だけでなく、多様な世界を受け入れていきたいなと思った。
それと教壇に立ったことで、いかに自分が人の上に立つことや教えることが下手かという事がわかったので
今後改善すべく頑張っていこうと思う。