2011年12月1日 12:16 PM
【滞在期間】2011-11-22 ~ 2011-11-28 【総評】大変満足 【プロフィール】男性 【ネーム】清水太郎
(1)参加動機
自分の視野を広げたかったから、実際に途上国に足を運んで国際協力の現場に関わりたいと思ったから。
このプログラムに参加するまでは、大学生活で部活動に打ち込んでいました。
一つのことに打ち込むことは非常に良い経験だったのですが、もっと自分の視野を広げられるような経験をしたいという 思いも持っていました。もともと国際協力の分野に興味を持ていたこともあり、部活動を引退したことで時間ができたことを機に、参加を決めました。
(2)参加した感想
自分の想像していたよりも、ずっと充実した生活をすごすことができました。最初は始めての途上国滞在ということもあり、不安もあったのですが、そんな心配はいりませんでした。ホームステイ先の家族をはじめ、村の人たちはとても朗らかで親しみやすいひとばかりでした。見知らぬ外国人である 私に対しても、道で会うたびに笑顔を向けてくれました。食事も食べやすいものばかりで、とてもおいしかたです。シャワーはありませんが、水浴びも案外楽しめましたし、虫や家畜の鳴き声も慣れてしまえばすんなり受け入れることができました。
学校での授業も、参加会員さん同士で協力しあったり、時には一人で試行錯誤しながらも、楽しく行うことができました。子どもたちは、こちらがついていくのが大変なほど元気がよく、休み時間は子どもたちと一緒に縄跳びやバレー、追いかけっこ、フリスビー、そしてルールがよくわからい現地の遊びなどをして過ごしました。
このような経験を通して、自分の価値観は確実に変わったと思います。それまでは「途上国=貧困・貧しい=不幸」というイメージを持っていたのですが、現実は違いました。確かに、彼らは日本に比べれば貧しい生活をしているけれど、みないつも笑顔で幸せそうにしていて、心はすごく豊かだと感じました。物質的に恵まれていることと、幸せは必ずしもイコールではないことを、自分の目で見て、肌で感じて実感することができました。そして、そんな彼らの笑顔の裏にも、つらい虐殺と内戦の歴史があることを知りました。自分が関わったカンボジア人の方の中にも、両親が虐殺されたりするなど、つらい体験をしている方が大勢いました。そのような過去を乗り越え、現在たくましく生きている彼らの姿に感銘を受けました。
本当に、行ってよかったと思える体験でした。実は参加しようかすごく迷ったときもあったのですが、あの時参加を決意して本当によかった。
とにかく飛び込んでみることが大切なのだと感じました。
帰国の時に感じたあの感動とさびしさ、そして空港に向かう際に車から見た美しい夕焼けが忘れられません。
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
この体験をきっかけに、もっといろいろな国・地域でのボランティアに参加したいと思います。それによっ てもっともっと自分の視野を広げたい。そしてもっと多くのひとの笑顔が見たい。そう考えるようになりました。