2012年4月5日 6:07 PM
【滞在期間】2011年11月16日~2012年4月1日 【総評】満足【性別】女性:永井 涼子
(1)業務についての感想
楽しかった!ホストファミリーは皆やさしく、本当の家族のように接してくれました。みんな笑い上戸で、私が少しでもおどけて見せると大笑いしてくれました。帰国の日には、ホストの村長さんがクメール語で家族全員の名前と私の名前を列挙して「私たちはみな家族だよ」という手紙を書いてくれて、家族一人一人の名前を読み上げてくれた時、思わず涙が出てきました。子どもたちはみんな人懐っこく、またしっかりしていてお手伝いや下の兄弟の面倒を良く見ていました。日本人ボランティアが無茶しようとすると「先生、あぶない。NO~」とよく気にかけてくれていました。初めて長期滞在する外国がここでよかった、と心から思います。レギュラークラス(クメール語)の先生も気さくで、外国語の授業を気にかけてくれたり、疑問質問にも丁寧に答えてくれてとても協力的でした。現地スタッフ業務のサポートについては、参加会員管理システムできちんと確認する、現地スタッフに確認・相談をしてスムーズに行えました。相手がヒムさんでなくてサン先生の時はこちらの意図を理解してもらえなくて骨が折れましたが、むしろサン先生にチャレンジするつもりでやってきました。サン先生に授業に集中してもらえるように、迷惑をかけないようにヒムさんと連携をとれました。日本人ボランティアへのサポート業務については、毎日の業務は、新しく到着したボランティア先生への説明、授業内容に関して相談を受ける、体調不良者のヒアリングなどが主でした。日本人にとっては安心感があり、かつ現地スタッフの手間が省けるので、もれなく行うように心がけました。
(2)これから現地スタッフを希望する方へのメッセージ
すてきなホストファミリーと、やんちゃな子どもたちとの最高の思い出になると思います。このプログラムのいい点は、カウンタパートの家族・先生・生徒がほんとに親切なところです。現地責任者のヒムさんからは、志と愛情で業務をエネルギッシュにこなすすごさに感動。サン先生へは、どう伝えればいいか、納得してくれやすいかと考えて毎日鍛錬ができました。自分の学びにもなるし、ここへ来て良かった、この人達と出会えて本当によかった!と思えると思います。
(3)これからプログラムに参加する方へのメッセージ
いろんな人の中で揉まれて年がいもなく泣いたり、子どもたちに元気をもらって立ち直り(開き直り)ました。また、途上国で勉強したくても辞めざるを得ない子どもやその家庭環境を伺い、日本でも自分の生活を振り返り今まで自分と出会ってくれたすべての出来事・人に感謝する気持ちが改めてわきました。深刻な貧困や家庭の事情を抱えている子どももいます。子どもたちは皆笑顔をくれるのでそのことに気づくことは難しいですが、日本人である自分との出会いやボランティア一人ひとりの外国語の授業が数珠つなぎになって、子どもたちの未来を変えることができるかもしれないのだと意識を持って取り組んでほしいと思います。授業中一生懸命一緒に勉強して、休み時間はまた一緒になって遊んであげてください!