2015年5月18日 9:00 AM
こんにちは、ぼらぷらの堀です。
最近海外ボランティアに興味を持っている方々とお話させていただく中で、興味を持ったキッカケとしてよくあがるものがあります。
それが、「世界がもし100人の村だったら」というメッセージです。
(高層ビルと貧困層の家のコントラスト@フィリピン)
みなさん、ご存知でしょうか?2001年前後から世界で広がったこのメッセージは、世界の状況を100人の村に例えて説明をしているもので、書籍にもなっています。この本はぼらぷらでも入団してすぐの図書研修で使わせていただいています。
はじめに広まったものはもう15年も前のデータなので、現在はそこから様々に状況が変わっていると思いますが、私も学生の頃この本を読んで衝撃を受けたことを覚えています。
---( 一部抜粋)---
すべての富のうち6人が59%をもっていてみんなアメリカ合衆国の人です。
74人が39%を、20人がたったの2%を分けあっています
すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分けあっています
75人は食べ物の蓄えがあり雨露をしのぐところがあります。
でも、あとの25人はそうではありません。
17人は、きれいで安全な水を飲めません。
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村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターをもっています。
けれど、14人は文字が読めません。
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私が受けた衝撃は一体何だったのだろうと考えてみると、きっと、自分があたりまえだと思っている環境が全く当たり前ではないこと、そして、その環境は非常に恵まれたものであるということへの気付きだったんじゃないかと思います。
世界が100人の村に例えられていたので、その衝撃がすごく実感しやすかったんですよね。
そういう衝撃を受けることはとても大切なことだと思います。そこから出てくるのは、世界を何とかしたいという強い思いだったり、もっと世界を知りたいという意欲だったり、何もできない自分への焦燥感だったり・・・色んな思いがあると思います。
人は、そういう衝撃を受けるところから、次の一歩を踏みだそうとするんだと思います。
(ストリートチルドレンへの給食活動@フィリピン)
「世界がもし100人の村だったら」を読んで海外ボランティアに興味を持ち、ぼらぷらのプログラムに参加してくれる方々に、次の一歩を提供できる存在でありたいなと思います。
★☆★世界に一歩踏み出してみる★☆★