2015年5月25日 12:00 PM
みなさん、こんにちは!
日曜日、ふらっと本屋さんに入ったんですが、そこで思わず一冊の絵本を衝動買いしちゃった堀です。そのタイトルは、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」です。
恥ずかしながら、私は知らなかったんですが、けっこう話題になった絵本みたいですね。
今日はこの絵本について少し紹介したいと思います。
2012年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた「国連持続可能な開発会議」でウルグアイのムヒカ大統領(当時)が行った演説を絵本にしたものです。
大統領は、自分の給与の9割を貧しい人のために寄付し、町から離れた農場で奥さんと暮らし、古びた愛車を自分で運転して大統領の仕事に向かっていたそうです。それが、「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれる所以です。
しかし、ムヒカ大統領自身の考える「貧しさ」は、ちょっと定義が違うようです。彼は演説で、「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、 いくらあっても満足しないことです。」という古代の賢人の言葉を引用しています。ここに、ムヒカ大統領が訴えたかったことが集約されています。
本当は全文紹介したいのですが、私の心に留まった部分を要約してみるとこんな感じです。
しかし、ムヒカ大統領自身の考える「貧しさ」は、ちょっと定義が違うようです。彼は演説で、「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、 いくらあっても満足しないことです。」という古代の賢人の言葉を引用しています。ここに、ムヒカ大統領が訴えたかったことが集約されています。
本当は全文紹介したいのですが、私の心に留まった部分を要約してみるとこんな感じです。
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今私たちの目の前にあるのは、地球環境の危機ではない。私たちの生き方が危機に陥っている。
経済発展や文明の発展を否定するつもりはない、ただ、私たちは発展するためにこの世に生まれてきたのではない。
幸せになるためにこの世に生まれてきたんだ。だから、社会の発展はどこまでも人間の幸せの味方でなくてはならない。
発展することを優先するために、本当に大切なことを犠牲にしてないけない。
「人と人が幸せな関係を結ぶこと、子どもを育てること、友人を持つこと、地球上に愛があること」、発展はこれらをつくることの見方でなくてはならない。
「人と人が幸せな関係を結ぶこと、子どもを育てること、友人を持つこと、地球上に愛があること」、発展はこれらをつくることの見方でなくてはならない。
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現在国連を筆頭に、国際社会は「持続可能な開発/発展(sustainable development)」を合言葉として今後の世界の在り方を考えています。
「持続可能な開発/発展」とは何でしょうか?
ムヒカ大統領も本の中で言っていますが、発展途上国の人々が今の先進国と同じ生活基準を満たそうとすれば、地球の資源は枯渇してしまいます。破壊が進んでいる地球環境が問題なのではなくて、そのように生きてきた人々の価値観や幸せの定義を考え直す必要があるのかもしれません。
「持続可能な開発/発展」は、自分には関係ない専門用語ではありません。
私たち一人一人が、自分の生き方を通して考えるべきことです。
ぼらぷらのプログラムに参加して途上国に行った方々からよく聞く声の中に、「幸せって何かを考えさせられた」というものがあります。この絵本が投げかけているメッセージと重なるなと思いました。
ぼらぷらのプログラムに参加して途上国に行った方々からよく聞く声の中に、「幸せって何かを考えさせられた」というものがあります。この絵本が投げかけているメッセージと重なるなと思いました。
宣伝じゃないんですけど、興味のある方はぜひこの本を読んでみてください(笑)
★☆★世界に一歩踏み出してみる★☆★