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堀の国際協力ブログ⑨日本人であるということ
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堀の国際協力ブログ⑨日本人であるということ

2015年6月8日 11:23 AM

みなさんは普段日本人であることを強く意識することはありますか?(日本人でない方、すみません!)日本で生活していたらあまり無いですよね。そういうことを痛感するのは、たぶん日本以外のどこかにいる時じゃないかと思います。

 

ぼらぷら会員さん@インド(海外ボランティア)

(ぼらぷら会員さん@カンボジア)

 

私が自分が日本人であるということを強く意識したのは、5,6年前に、大学院の修士論文の調査でカンボジアに単身で乗り込んだ時でした。知り合いのつてで色んな現地の人たちと出会わせてもらったのですが、日本人というだけでカンボジアの人たちに感謝されたんです。それが驚きでした。

 

HONDAのバイクの性能がいいことへのお礼、日本のODA(政府開発援助)で大きな橋を架けたことへのお礼、小さな村に行った時も日本人の寄付で掘られた井戸へのお礼をされました。この時に私は日本の企業、日本の政府、日本の人びとがカンボジアという国で行ってきたことに心から敬意を払うとともに、なんだか誇らしい気持ちになりました。

 

みなさんも、そんな経験はありませんか?

 

ぼらぷら会員さん@カンボジア(海外ボランティア)

(ぼらぷら会員さん@カンボジア)

 

特に日本は第二次世界大戦後、アジアの国々に対して多くのODAを投入し、生活基盤を調えるための様々な支援を行ってきました。もちろん、もともと戦後賠償として始まった日本のODAなので、日本が行ってきたことは良いことばかりではなく、もっと遡れば戦時中に悲惨な行いをしたのも事実です。

 

私自身も、フィリピンやマレーシアに行った時、日本軍が現地で行ったことを聞いてとても複雑な気持ちになりました。学校では教わらなかった、そんな事実があったのかと。その時は、日本人として償いの思いが募りました。

ぼらぷら会員さん@バリ島(海外ボランティア)

(ぼらぷら会員さん@バリ島)

 

世界に一歩足を踏み出すと、私たちが好む好まざるに関わらず、私たちは日本人というフィルターを通して見られることが多くあります。そして、日本人であるという自覚も湧いてきます。だから何ってわけじゃないんですが、世界から自分を、自分の母国を見つめなおす機会って、すごく大切だなと思います。

★☆★世界に一歩踏み出してみる★☆★