2015年6月29日 9:00 AM
今年、2015年は第二次世界大戦が終了して70年を迎える節目の年です。このブログを読んでくださっている方々のほとんどが70年前はまだ誕生していなかったことと思います。
うちの両親も戦後生まれ、私も戦争の話は祖父母から聞いて育った世代です。
今でこそ日本はいわゆる先進国と当然のように分類される国になっていますが、日本の戦後復興を支えたのが諸国からの支援であったということを知っていますか?
日本は1990年代はODA(政府開発援助)大国と言われ、国として他国を支援している金額が世界一でした。私もその意識が強かったので、大学に入ってから「日本も被援助国だった」「日本が借り入れた援助を返済し終わったのは1990年のこと」という話を聞いてとてもびっくりしたのをよく覚えています。
東海道新幹線、東名高速道路、黒部ダムなど、日本を代表するインフラもこういった資金を元に建設されました。政治的な事情や思惑があったとしても、日本が他国からの支援のおかげで復興を遂げたということは事実です。
被援助国であった経験を活かして、支援される側の視点をもって支援を行うというのが日本のODAがとってきた姿勢です。この姿勢は、日本から援助を受けてきた多くの国々から評価されています。
ODAなんて言われてもちょっと自分には関係のないことと感じるかもしれませんが、私たちが払っている税金がODAの資金源です。私たちは知らぬ間に、世界規模の支援活動に関わっているんです。受ける側としても、与える側としても。
どんな次元でも持ちつ持たれつ、ですね。
(孤児院での仲良しショット@カンボジアJICAスタディツアー)
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