2015年10月30日 5:59 PM
■就職先:長野県公立高等学校(英語教師)
■就職:2016年4月予定
■出身大学:上智大学 外国語学部
■ぼらぷらプログラム参加:
2014年3月(大学2年) カンボジア 村の学校で日本語・英語教育ボランティア
■就活体験談インタビュー
Q. 4月からどういうお仕事に付く予定ですか?
長野県で公立高校の英語教師になります。
Q. もともと教員志望だったんですか?
教育には以前から興味があったので、大学に入って教職課程は履修していました。しかし、単位数も多く大変だったので、ちょうどカンボジアに行く前に教職の単位取得をやめました。しかし、カンボジアに行って教育ボランティアをやってみて、やはり教育っていいなと思い、教職課程の履修を再開しました。
Q. なるほど、もう一度教職を取ろうと決意させた体験はどんなものだったんですか?
学校で一番印象的だったのが、子どもたちがとても楽しそうに、幸せそうに学んでいる姿でした。日本では、勉強は嫌なものと思う子どもがいたり、受け身で行うものというイメージが強かったのですが、カンボジアの子ども達は学ぶことに対してとても積極的でした。鉛筆削りが足りなかったり、ノートが十分じゃなかったり、物質的な豊かさはなくても、彼らはあるもので楽しいことを見つけて学び、遊んでいました。そんな姿を見ながら、本来教育が持っている可能性を感じました。勉強は嫌なものでも無理やりやらされるものでもなくて、子ども達にとって本当に価値のある素晴らしいものなのだということを再認識させてもらいました。
Q. 高校の英語の先生を選んだのはどうしてですか?
自分が英語が好きだというのもありますが、英語は語学を教えるだけではなく、その国の文化や世界のことについて教えることができる科目だと思っているからです。子ども達には、語学はもちろんできるようになってほしいけれど、それ以上に日本にいながらも世界のことを知って色々と考えられる人になってほしいです。そのためのツールが英語だと思うので、語学と世界のことを合わせて教えられるような教師になりたいと思っています。
Q. 教師になって、カンボジアでの体験をどういう形で役立たせたいですか?
カンボジアで経験したことを子ども達に伝えていきたいです。私はカンボジアに行ったことで教員になるという道が開けました。その後、カンボジアだけでなく、色々な国の教育を見てみたいと思い、この夏はタイに行きましたし、春にはフィンランドに行く予定です。一つの経験が、次の経験、その次の経験、そして未来に繋がっていくということを伝えたいです。私自身、長野で生まれ育って高校までは本当に見えている世界が狭かったと思います。大学に入って、いろんな経験をして視野が広がり、それが自分自身を知ることにもつながりました。子ども達には、一歩踏み出すことの価値を伝えたいです。
Q. 教員志望の方へアドバイスをお願いします!
私はこのような形で教師を目指しましたが、アプローチの仕方は人それぞれ違っていいと思います。自信が無く不安であっても教師になりたいという気持ちがあれば、自分らしいやり方で夢を貫いていってほしいと思います。
★前島さんが参加されたカンボジア 村の学校で日本語英語教育ボランティアはこちら