2011年9月28日 9:04 AM
【滞在期間】2011~ 2011-09-20 【総評】大変満足 【プロフィール】男性
(1)参加動機
インドに旅をした際、格差や貧困を目の当 たりにして私自信に何かできることはないかと思いたったのが大きな理由です。また、世界中の社会的に不利な立場、低所得者の人に貢献できる職に就きたいと考えており、第一歩としてスラムの生活を肌で感じたかったのが参加動機です。
(2)参加した感想
たった1週間。しかし今までの人生の中で最も内容の濃い7日間になった気がします。まず、マスター、happykidsの子どもたち、フィリピンで出逢えた全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。
私は発展途上国に行くのは初めてではなかったので泊まる宿に着く道や宿に着いた時、大半の人と違うと思いますが意外ときれいだなと感じ、もっとぎらついた連中がウヨウヨしているものと思っていたので、安全だなぁと思う自分が少なからずいました。しかしその考えはとても浅はかで、上記の薄い参加動機で参加したことを深く後悔することになりました。マスターに会ってすぐに「観光客なら帰れ!」や「何をしにきた?」と言われ、正直戸惑いました。人生かけてやっている人の元に軽い興味本位で来てしまった自分を情けなく思いまし た。
ここで感じたことの一つは自分の無力さです。外を歩くときには必ずhappy kidsの子どもたちが寄り添ってくれ、元気無さそうにしていると「大丈夫?」「おいしい?」と気にかけてくれました。フィリピンにボランティアをしに来たのに、日本人がモタモタし ていたせいで子どもに怪我をさせてしまったり、何かしようとして空回りしてトラブルを呼んだり、悪い見本ばかり子どもたちに見せてしまう始末。ファーストエイ ドやフィーディングをやっている時など常にボランティアとは何なのだろうかと考えていました。変な話ですが7日間通してボランティアに行ってボランティアスピリッツを学ぶことが出来たと思います。
食事をする前の合掌。「両親に感謝。神仏や世間の人に感謝」。これをするたびに自分の情けなさや今までの感謝、両親への想いを見つめなおし毎回涙を堪えていました。特に「両親に感謝」は大学院まで行かせてもらっている私の心に強く響くものがありました。フィリピンでは最後まで涙を堪えたけど、日本に帰って親に電話で「ただいま」と言った時や外のベンチで弁当を食べる時の「いただきます」をした時、思わず一人で涙を流してしまいました。親が側にいるうちに感謝の気持ちを一つ一つ現実化していきたいと思っていま す。
最後に、、、マスター。あなたのような一直線な素晴らしい人に会ったのは初めてです。会ったばかりの私たちに真正面から全力で怒ってくれてありがとうございます。日本人であること、今の自分がどのようにして成長してきたのか、当たり前になっていたが忘れてはいけない最も大切なことに気付かせてくれてありがとうございます。一緒に過ごした時間、怒鳴られたこと、胸を熱くして話してくれたこと全て忘れません。次会う時までにはマスターや子どもたちがビックリするくらいの日本人になっときます。本当に充実した経験をさせてくださりありがとうございました!!
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
まず今までの感謝を込めて親孝行をしたいと思います。やってもらえることが当たり前になっていて伝えることが出来なかった「ありがとう」や食事の前の「いただきます」の一言など、本当に些細なことでも想いをしっかり伝えたいと思います。そして自分自身がしっかり成長して活き活きと生活している姿を見せる事が両親が一番喜ぶ事だと思うので常に両親、友達、世間の人と助け合って充実した生活を送りたいと思います。そして、まず目先の問題の就職活動で自分の本当に進みたい道を決めて就職して経済面で両親を援助し、旅行にでも連れて行きたいと思います。