2011年12月28日 3:51 PM
スウェーデンからきたアグネスです。私は今アートを通じた女性のエン パワーメントプロジェクトを行っているガーナのCorban財団で働いています。ガーナ社会の女性はしばしば不利な立場にあり、結婚して家族の面倒を見る ようになる前の期間に、1人の人間として能力を伸ばす機会をほとんど持つことができません。
Corban財団では、若く脆弱な女性に経済的な力を 与えるだけでなく、自尊心を持ってもらうことをビジョンとしています。このプロジェクトでは、貧困地域の脆弱な女性を特定し、雇用機会を得たり自分で仕事 を作れるように、職業訓練や芸術的スキルを身に着ける機会を提供しています。
トレーニングは、バティックや絞り染め、ケータリングや理容、ファッションデザインなど幅広い分野で行われています。対象グループは若い女性や学生、主婦 などです。現在約30名がこのプロジェクトに登録しており、彼女たちは興味のある分野を選び、6か月間のトレーニングを受けることができます。
通常の日には、バティックの学生たちと一緒に水を汲み、バケツ、布、染料をそろえ、その日の課題(例えば絞り染めなど)のための準備を始めます。このプロ ジェクトの創設者であるMadame Phideliaさんがきたらすぐに、私たちは結び目を作っておいた布を染める作業に入ります。染め終わると、すべての生徒が集まって、自分たちで作った布の美しさをお互いに称賛しあったりします。その後の時間に私は、ガーナでのマイクロクレジットについて調査を行っていて、それがどのような仕組みになっているのか生徒たちに説明してくれる人を探しています。社会全体、特に貧困社会の発展のためには、女性の権利を向上させ、彼女たちがもっと自立できるよう 奨励することが重要だと思います。
Corban財団でのアートや手芸技術の獲得がどのように女性達の団結と自立を促し、彼女たちを強くし、結束させていくのかを見ることができるのは、とても素晴らしい経験です。