2012年3月2日 9:58 AM
【滞在期間】2012年2月21日~2012年2月27日 【総評】大変満足 【プロフィール】 男性
(1)参加動機
始めは単に自分の成長になると思ってでした.
それが途中からは、子どもたちに何かしてあげたい、何かを残したいに変わりました。
(2)参加した感想
スタートが強烈でした。マスターに「何しに来たの??」、「何が出来るの??」と聞かれ、何も答えれませんでした。ボランティアという形で来ましたが、ここにくるまでは決められたことをやることがボランティアだと思っていたことを、ここでマスターに気づかされました。『“心”で感じて動くのがボランティアなのだ。考えてボランティアすることは出来ない。 誰でも出来るし、しないといけないボランティアって知ってるか、それは親に対するボランティア。つまり“親孝行”。それすら最近の日本人は出来てないけどな。自分の事しか考えてないし親孝行もしてないようなやつがボランティアなんて出来るか!!』と言われたのが凄く印象に残ってます。確かにそうだと思いました。しかし、『俺にだって何かができるはずだ!!絶対何かやってやる』と、反骨精神を持っていたのですが、フィリピンで過ごしていると自分の無能さに気づかされました。あげくのはてには子どもたちにボランティアされる毎日。恥ずかしくなりました。 貧困区では10歳にも満たない子どもが自分でその日のご飯代を稼ぐためにゴミを集め、それを売っていると聞き、『俺ってなにしてんだろ、いつまで親の脛をかじってるのだろ、大学に何しに行ってるんだろ』とほんとに申し訳ない気持ちになりました。 マザーテレサ孤児院では、身体に何らかの障害を持っていたり、身寄りのない子どもたちがいました。日本では見ない光景に驚きを隠しきれませんでした…『 突っ立っとくのだけはやめよう、何かをしようとしました』が、何も思いつかなかった。シスターと一緒に子どもたちにご飯を食べさしたり、休み時間は折り紙や塗り絵をして一緒に遊んだり、食事の後片付けをするなどの事をしました。ここでもいいボランティアできたとは思えなかったです。何かしようとすればするほど考えてしまって、なかなか行動に移せなかったです。ただ、ご飯を食べさした子どもが午前中は全部食べてくれなかったのが、午後は全て食べてくれたのでそれは素直に嬉しかったです。その子どもに俺の想いとか何かが伝わったのかなと少しだけ思えました。 ファーストエイド、フィーディングの際に自分から積極的に話しかけ、自分のわずかな英語力でもリオやリッキー、現地NGOのみんなのおかげでなんとかコミュニケーションをとることができましたし、子どもたちが「サンキュー」と言ってくれたのが、心の底から嬉しかったです。このときだけ少しはボランティアができた、子どもたちの中に残せたのかなと思います。しかし、それも今までのボランティアの人達や現地NGO団体がいたから出来たわけで、自分のおかげではないとはちゃんと分かってます!! この1週間、自分はどうあるべきかと毎日考えました。結局答えは分からないけどボランティアスピリッツの根源は分かった気がします。それもこれもマスターやハッピーキッズ、フィリピンの人達のおかげ。 マスターに感謝!!ハッピーキッズのみんなに感謝!!フィリピンの人たちにに感謝!!回りの人に感謝!!もちろん親にも感謝!! こんな当たり前のことに気づけてほんとに良かったです!! またみんなでケーキ買って騒ぎたいです。笑 マスター、毎日の説教本当にありがとうございました!!
(3)今後、この経験をどのように活かしたいか
まずは親に感謝したいです。そして大学に行かせてもらっているのだと自覚して、毎日ちゃんと授業をうけ、勉強し、親孝行します。 いつも心に感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思います。