2012年3月15日 9:43 AM
【滞在期間】2012年2月20日~3月4日【総評】満足 【性別】男性 【名前】安西祐哉
私は大学で国際協力サークルに所属しており、一年前ちょうどこの時期にカンボジアを訪れました。現地の学生との交流、水上村訪問、ポルポト政権時代に使われた施設の見学。様々な経験をしましたが、その際にお世話になった現地の方々、NGOの方々に言われたのが、“僕らの使命はカンボジアという国を日本のみんなに知ってもらうこと”。しかし、その使命を十分に果たせていないように感じていました。まず、”もっとカンボジアを知らなきゃいけない”。そう思うようになりました。これが、私がこのプログラムに参加した動機です。
参加した感想
参加して感じたことは、私たちからすれば十分とは言えないインフラ、環境の中、子どもたちは力強く生きているということ。勉強するのも全力、遊ぶのも全力。自然と彼らに教育をするという立場から、”彼らと共に学ぶ”、そんな立場になったように感じます。理事長が語ってくれた夢も忘れることができません。”5年以内にみんなが日本語、英語を話せるようになり、十分な仕事を持つこと”。いつも子どもたちに対して厳しい理事長ですが、彼は最後にこう言いました。“この村の子どもたちが大好きなんだ!!”しかし、現実的なことを言えば、教科書の質は結して良いとは言えず、筆記用具も不足しています。先生の数も足りていません。では、私たちにできることは何でしょうか。お金を与えること?筆記用具を与えること?もちろんそれらも必要かもしれませんが、一番重要なのは現地の先生、子どもたちが自立して教える、学ぶという関係を築くのをサポートすることではないでしょうか。援助のあり方を考えさせらた体験でもあったように感じます。
今後、この経験をどのように活かしたいか
先に述べたように、今回がカンボジア訪問2回目となるので、前回と今回の経験を合わせ、私の通う大学でプレゼンテーションを行いたいと考えています。具体的にはまだ決まっていませんが、これはカンボジアはもちろん、国際協力、発展途上国、援助、開発などに興味のある方に聴講していただけたらと思っています。私は今回の体験を自分の心におさめておくのはもったいないと感じました。また、カンボジアをみなさんに知っていただくという使命もあります。だから、アウトプットするという作業は必然的に必要なものだと思いました。
カンボジアはぼらぷらで一番人気があるプログラムなのですが、安西さんは現地での物資不足の問題なども認識されたようです。
アウトプットしてゆく事もみんなに事実を知ってもらう重要な役割がありますよね!単なる援助漬けではなく、現地の人たちが自立して生活をしていく事は仰る通り継続的な支援をするには不可欠だと私達も感じています。