2012年3月19日 11:43 AM
【滞在期間】2012年3月7日~3月13日 【総評】大変満足 【性別】男性
(1)参加動機
北朝鮮のストリートチルドレンは食べるものがないため共食いをしているというテレビ番組を観て、ストリートチルドレンについて興味を持ちました。現地ではどうなっているのだろう、何か子どもたちを手伝うことはできないか、とあれこれ自分で考えましたが、結局、自分の目で確かめてみないことには、対策がわからないということに到りました。また、現地の子どもたちを観るだけなら、一人で行けばいいとも思ったのですが、フィリピンの治安の面、同じ志を持った同年代の人にも接してみたいことなどを考慮して、今回、フィリピンの貧民区キッズサポートに参加させてもらいました。
(2)参加した感想
今回体験した中で特に印象に残っていることは、スモーキーマウンテンです。ゴミ山で暮らす子どもたちに、パンにマヨネーズを塗っただけのものを配りました。子どもたちは本当にうれしそうにパンをもらってくれて、僕自身も達成感が得られとても満足でした。しかし、その感情と同時に罪悪感にも包まれました。というのも、僕は、コンビニでアルバイトをしていて、毎日、賞味期限の切れたおにぎりやお弁当を大量に捨てているからです。日本人が食べれる物をむやみに捨てているということをスモーキーマウンテンの子どもたちが知ったら、どれほど悲しむかと想像したら、泣いてしまいました。マスターがおっしゃるように毎日、ご飯が食べれることに本当にいろいろな人に感謝しないといけないと改めて感じさせられました。 また、フィリピンでは携帯電話や財布が当たり前のようにすられたり、お金をだまし取られたりと、治安が良いとは言えません。そんなところに、自分たちが幸せな国に生まれたということもわかっていない大学生たちを受け入れてくれているマスターたちは、本当に大変だと終わった後に気付きました。僕自身、旅行気分で初日参加してしまい、マスターに朝からビンタをもらいました。今から振り返ると、フィリピンのスラムにいるということがどれほど危ないかという危機感が欠如していたと思います。僕たちのことを考えて本気で怒ってくれたマスター、僕たちを危険から守ってくれた子どもたち、ジェイニー、マイクさん、ありがとうございました。将来、このご恩をフィリピンに返したいと思います。本当に参加してよかったです。参加しているときは、普段怒られ慣れていなかった僕にはつらかったですけど…笑 でも、怒られるから挑戦しないということは、もったいないことだということもマスターから教えてもらいました。
(3)今後、この経験をどのように
今回自分の英語のスピーキング力、リスニング力の無さに幻滅したので、今後は、学校の授業の他に英語にも後悔しないよう勉強します。ボランティアに関しては、まだ本当の意味が分からないですが、まずは他人のことより、一人で自立できるようにならないといけないと感じました。