「コロナとSDGs 私にできること」
新型コロナウイルスの流行は、SDGsの目標達成を困難にさせた。
17の大きな目標のうち半数以上がコロナによってダメージを受けている。
例えば「1.貧困をなくそう」は、これまで貧困層の減少に向けた取り組みが行われ徐々に改善されていったのだが、コロナ流行により過去二十年で初めて貧困率が上昇した。これは世界的な経済低迷が理由であるといえるだろう。日本でも私たちがまちを見渡せば分かるように多くの会社や企業が倒産し、働く場所と収入源を失っている人が多くいる。特にアフリカ大陸を中心とした発展途上国では、この経済問題が教育環境や衛生面にも大きく影響している。
世界的な問題を解決するのは簡単なことではないが、わたしは個人の取り組みが世界を変える一歩となると考える。コロナ禍で人々はステイホームを常に心がけるようになったが、家ではどのようなSDGsに関する取り組みができるだろうか。
朝起きて、すぐに部屋の明かりをつけるのではなく、天気がいい日はカーテンを開けて日光で生活することで目標の「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成に貢献できる。スーパーに買い物に行く際、エコバッグを持参することでレジ袋の消費を抑えることは「14.海の豊かさを守ろう」への取り組みになり、買った食材を食べきれる分だけ調理するという心がけは「2.飢餓をゼロに」することへつながるだろう。
他にも、暖房やエアコンの過度な使用は控えたり、シャワーの使用時間を意識したりするだけで世界の環境を改善できるとわたしは考える。