新型コロナウイルスの世界的流行によって2030年までに達成すべき持続可能な開発目標(SDGs)の達成の雲行きが怪しくなってきている今、高校生の私にできることを考えてみたいと思う。日本におけるSDGsの認知度は49%と、世界平均の74%に比べてかなり低いことからも考えられるように、私のような高校生ができることとは、やはり「発信する」ことだと思う。ぼらぷらのオンラインSDGs研修に参加してから、本当にたくさんのことを知った。まずSDGsとはそもそもどういうものなのか、世界と、日本と、それから私たちがSDGsとどのように関わっているのか、今からでも始められるアクションとは何なのかなど、初めて知ったことが多くあったし、学んだことを通して自分なりに考えをめぐらすことも多々あった。そのような「気づき」を私なりにSNSで発信したところ、同級生から多くの反応を貰った。やはり、私たちの世代には「SDGsに興味を持ってはいるがどのようにして行動を起こしたらよいか分からない」という人が多くいるのだと、その時痛感した。私が「発信」したことで、SDGsに興味を持って、学び、何かしらのアクションを起してそれを「発信」する人がいたのなら、その輪がだんだん広がっていき、SDGsの達成に大いにつながるのではないかと私は思う。未来なんて誰にも分らない。けれど、未来の地球を創っていくのは、確かに私たち"未来世代"なのです。だからまず、「発信」してみる。SDGsをはじめとする、国際的な取り組みを知り、そしてそれをどうにかしたいという人が未来世代に増えれば、きっと日本だけでなく、世界の未来は明るいはずです。