コロナ禍になり、これまで以上に、自分の身の回りのことで手一杯という状態に陥っている自分がいることに気付かされた。しかし、この研修を通して、それではいけない、もっと世界に目を向けて、今どんなことで苦しいんでいるのか、自分には何が出来るのかということを、想像しなければいけないということを考えるようになった。では、私自身にできることは何か。それは、まずは目の前の自分のクラスの生徒達とこれまで以上に向き合うこと。当たり前の日常が変化し、楽しみにしていた行事がことごとく延期になっている状況に対して、不満を漏らさず粛々と向き合う生徒達。しかし、心の奥底には、不安や悲しみもたくさんあると思う。大人だって不安ややり場のない怒りを抱えることもあるのだ。だからこそ、子ども達と向き合いたいと思う。
それと同時に、コロナ禍明けの未来を信じて強く歩む姿勢も見せたい。今回、このプログラムに参加したのも、コロナ禍だから、「出来ない」ではなく、コロナ禍でもできることはあるのだということを生徒達に示したかったためだ。だからこそ、私自身が道を切り開き、また学ぶことを大切にしたい。学びの内容は、「世界の子ども達」の笑顔に繋がるものにしていきたいと思う。