[ぼらぷらエッセイ]

『 私たち日本人は、当たり前のように毎日さ・・・』

 私たち日本人は、当たり前のように毎日さまざまな食品を多くの選択肢のなかから選ぶことができる。しかし、私たちが手に取らなかった食品は、どうなってしまうのだろう。食べられることなく廃棄される食品の存在を、私たちはどれほど知っているのだろうか。「自分ひとりなら、捨ててしまっても大丈夫」この個人の小さな積み重ねが、日本だけでなく世界でも大きな問題になっている。食品が食べられることなく捨てられる。
 社会問題としてクローズアップされている食品ロス。文字通り、食べられることなく廃棄されてしまう食品のことであり、これは一般家庭で捨てられた食料だけでなく、その生産過程で廃棄された食材も含まれている。コロナ禍で家庭用の食材等の需要が急増する一方で、業務用の需要が減少するなど、需給のバランスが大きく変化した。飲食店や宿泊施設、土産店ではコロナの影響を受け、食材の仕入れ量は大きく削減した。これにより、依頼元に食材を届ける納入業者や業務用の食品メーカー、食材をゼロから作る生産者にも影響は及んでいる。また、イベントの中止、学校による給食キャンセル、これらも食品ロスを招く結果となっている。
 この問題を解決するために私は、テイクアウトやデリバリー、インターネット販売を積極的に利用していきたい。また、家に居ながら食品を購入することで食品を廃棄することを防ぐことに貢献していきたい。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。