[ぼらぷらエッセイ]

『未曾有のウイルスに、今までの日常生活を一・・・』

未曾有のウイルスに、今までの日常生活を一変させられた私たちに出来ることはなんだろうか。手洗いうがい、消毒やマスクの着用など日本にいる私たちができることはこれだけと考える人がいるかもしれない。それは勿論だが、世界を知るということが私たちの出来ることではないかと私は考える。自粛期間が増え、ニュースなどでは日本の感染状況に限らず世界の感染状況も多く発信されている。そんな中で、世界を知ること、興味を持つことによってこれまで目を向けてこなかった様々な問題を発見できる。その例がSDGsなのではないか。現在様々なところで取り入れられ話題になっているSDGsの日本での知名度は49%と世界最低レベルで低いそうだ。そして日本のSDGs達成率も減少傾向にある。日本国民として責任を感じる結果である。だが、このコロナ禍で世界にも目を向けるようになった私たちだからこそ、『知る』ことで『行動に移す』ことが出来るようになると思う。SDGsの17の目標は1つ1つが独立した問題ではなく、全てに相関関係があるということを知ってもらう必要がある。それを知った上で、今の世界にどんな問題が起きていているのか。若者にも知って貰えるようにSNSでの発信など、SDGsを身近にすることも大切である。ウイルスには国境が無いように、SDGsにも国境はない。自分の国だけで感染対策をしても、世界での感染は収まることはないように、SDGsもどこかの国だけが先陣を切って取り組んでいても意味がない。全ての国が総合的に取り組まなくてはならないのだ。コロナ禍の今だからこそ、日本はもっと知ることができる。少し意識を外に向けて見る事で解決できる問題があるかもしれない。『世界を知る事』、これが私が思うコロナ禍で私にできることである。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。