[ぼらぷらエッセイ]

『 人々の交流は入念な消毒、マスクやアクリ・・・』

人々の交流は入念な消毒、マスクやアクリル板越しで行われてきて早3年。新型コロナウイルスの世界的流行は多くの人の日常に影響を与え、今もなお混乱が続いている。2016年に設定されたSDGsの達成日が、少し遠退いたような気がした。そこで今回は自分にも出来る心がけや行動について考えた。
まずは正確な情報を入手することだ。テレビやインターネットには様々な情報が流れており、自分の力でどこまでが事実なのか見極めなければならない。特に今回のパンデミックのように多くの人が不安を抱えた非常時には、正しい情報が不足する。そしてそれらを信じて拡散すると、より大きな混乱を招くことになるだろう。
また社会的に弱い立場にある女性や子ども、高齢者は特にパンデミックの影響を受けやすく、社会不安と暴力の増加に繋がるということを学んだ。英医学誌ランセットによると新型コロナウイルスの感染拡大以降、女性への暴力はさらに増えており、夫や男性のパートナーから1年以内に暴力を受けた15~49歳の女性は13%に上った。自分達のことだけでなく、より深刻な状況にいる人々のことも考え行動していこうと思う。
新型コロナウイルスの影響で渡航許可が降りなかったり、外出も制限され、国内外問わず人の移動は少なくなり流通は滞った。しかし、このような世の中だからこそ世界中の人々は気持ちを一つにして協力していく必要がある。ひとりひとりの出来ることから始めていくことがSDGsの目標達成とパンデミックを乗り越えるのに大切になるのだと感じた。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。