コロナウイルスによるパンデミックの中、ウイルスの終結または共存していく上で欠かせないものとなっているのがワクチンです。最近ようやく普及し始めましたが、それでも接種をしていない人々は多い現状にあります。これはSGDsの目標にも関係しているのではないでしょうか。
アメリカを例にあげてみましょう。現在、主に二つの理由からその接種を躊躇う人たちがいます。一つは、アメリカの医療不信です。現在の開発されたワクチンは、効果や安全性、副作用の有無が明確に証明されていないそうです。これは目標3「あるすべての人に健康と福祉を」の課題です。もう一つの理由は、黒人などへの人種差別です。アラバマ州タスキギーでは1932年から40年間、梅毒研究として黒人患者に対する実験をしたとされています。そして現在も黒人に対する人種差別が続いています。これは目標10「人や国の不平等をなくそう」に関係しています。また、発展途上国では、金銭的な問題から接種したくてもできない、正しい情報をえることができないなどの問題があります。これは目標1の「貧困をなくそう」に当てはまります。
このように、コロナワクチンの普及には、SDGsの目標も大いに関係していることがわかりました。では、この状況下で私たちにできることはなんでしょう。まずは、この状況を理解することが必要です。その次にボランティアなどの実践的な支援をしていくべきです。しかし、コロナ禍によりそれは難しくなってしまいました。従って、私はSDGsの目標達成に向けて身近な行動がワクチン普及への間接的なアプローチになるのではないかと考えます。
私は今研修で、世界的な問題に対しての心がけや些細な行動が重要であることを学びました。今後は、身近にできることを積極的に行なっていこうと思います。また、コロナ禍が終結し安心した生活が送れるようになることを願っています。