新型コロナウイルスの流行によって、先進国も発展途上国もあらゆる点で深刻な影響を受けており、特に、医療サービスの制度や、医療に必要な設備や道具が不十分な国や地域では、多くの人が困難な状況に陥っている。しかし、一人一人が世界の未来について考えて行動すれば、国も人種や民族も関係なくすべての人間にとっての脅威であるウイルスとの闘いを、国家や人種や民族や宗教による格差を縮小していくチャンスに変えることができるかもしれない。
目標3「すべての人に健康と福祉を」と目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」について考える。課題として、医療施設や医薬品、医療従事者の不足、また、一部の開発途上国では医療サービスの提供に必要な電気の不十分で不安定な供給が挙げられている。これらの問題は、新型コロナウイルスの流行以前から確認されていたとしても、現地にいる人以外にはあまり知られることがなかったのではないか。パンデミックによって、世界中で医療について関心が高まり、結果としてより多くの人がこのような事態に対して危機感を持ち始めたのではないだろうか。
この危機感をきっかけとして、適切に支援が行われ、技術が共有されたら、その国や地域の医療水準を向上させるだけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えることにもつながる。今回の学習の中で、「つながりを考える」という視点がとても印象に残った。ある場所で収束した感染症も、他の場所で流行が続けば再びパンデミックが発生する危険性がある。また、世界中のすべての場所で、一人でも多くの命を救うことで、より将来の可能性を増やすことができると考えられる。
私は今、寄付を募るためのフリーマーケットを計画し、準備を進めている。国際的に行われている支援に少しでも貢献できるよう、まずはこの活動を完成させたい。