[ぼらぷらエッセイ]

『2015年に作られたSDGsの達成に向け・・・』

2015年に作られたSDGsの達成に向けて、世界では様々な取り組みが行われてきました。しかし、これらの対策・アクションの成果がコロナによって逆戻りしつつあります。例えば、1日1.9ドル未満でクラス貧困層の割合は2019年に8.2%まで減ったにも関わらず、パンデミックの影響で2020年には8.4から8.8%まで上昇することが予測されました。実際に職を失った人は国内外沢山いると言われています。

一方で、環境に良い影響も与えつつあります。例えば、旅行者の減少や経済活動が制限された事によって温室効果ガスなどの排出量が減り、大気の質が改善しました。しかし、これは一時的なものに過ぎません。私は、世界が賑わいを取り戻して来ている今、この良い状態をキープできるような行動を考え心がけるべきだと思います。

これは企業にしか出来ない事ではありません。私も、自分の生活の中で起こせるアクションは沢山あります。例えば、私はコロナ禍に入りインターネットを使用する事が増えた結果、紙の利用量が大幅に減りました。当時海外に住んでいた私は日本に行く事ができず、日本の本屋にもいけなかったため電子書籍を買うようになりました。コロナ禍のやむを得なかった行動が、紙の無駄遣いを減らす事に繋がる事、SDGs達成に少し貢献していることに気付き、日本の本屋さんに行けるようになった今でも紙の本はあまり買いません。

このように新型コロナウイルスの世界的流行で私たちが「仕方ない」と思いながら行なっていた事から、今までの行動で何か地球の資源を無駄にしていた・環境に負担を与え過ぎていた事がないかを見直す事が出来ます。コロナ感染拡大後の生活から盗むことのできる良い解決アイデアはまだまだ沢山あるはずです。これらを見つけ出す事が、現代を生きる私にできる事だと思います。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。