[ぼらぷらエッセイ]

『新型コロナウイルスが流行し、私たちはせき・・・』

新型コロナウイルスが流行し、私たちはせきやくしゃみに敏感になった。電車内でせきをすると冷たい視線が向けられると喘息持ちの友達が言っていた。このご時世、気になる気持ちも分かるが、相手の事情も想像できるとよりみんなが過ごしやすい社会になるのではないかと思う。これはコロナが萬栄している今に限らず言えることだと思う。そして相手の事情を想像するにはまず、相手をうわべの情報だけで判断しないことが大切だ。
私が中学のとき、同級生に無口で感情豊かとはいえないような子がいた。私は勝手に、話しても長く続かないだろうし、つまんないのだろうなと思っていた。しかし、係が一緒になって話してみると博識だったし、楽しかった。こういう経験をしたことがある人はほかにもいると思う。私はこの経験から人をうわべだけで判断するのはもったいないなと感じた。人を判断するにはまずフィルターをはずし、内面まで見るのが大事だ。
なので、電車で咳をしている人をみかけてもすぐにコロナだと考えるのはおすすめしない。さすがに内面まで知る、ほどの接触はしないだろうが、思い込みをなくすことで相手の肩身が狭くなるような行動は減るのはないだろうか。みんなの居心地がよくなるような社会に向けて一人一人が意識していけたらよいと思う。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。