[ぼらぷらエッセイ]

『新型コロナウイルスの蔓延は世界に大きな影・・・』

新型コロナウイルスの蔓延は世界に大きな影響を与えました。貧困率や飢餓の上昇、終わらない経済の不況、バラバラになりつつある世界…。SDGsを達成するためにはこの現状をどうにか抜け出す必要があります。私は、私たちが変わるべき特異点は今だと考えています。新型コロナが私たちにもたらした悪影響はとても大きいです。それは、私たちが作り上げてきた現在の世界の脆弱性を物語っています。もし、より早くSDGsに辿り着いて、より早く解決しようと尽力していたなら、貧困や飢餓、教育や医療の格差は一層小さくなり、受ける打撃は小さくなっていたでしょう。ですがもう過去を変えることはできません。ならば、今、行動をするしかありません。今回のパンデミックで、世界はより協力体制を整える必要性を実感し、私たち地球に住んでいる人々はSDGsにもっと関心を持つべきだということを学びました。このパンデミックから、私たちは学んだのです。いかにこの世界は脆いかを。どれだけ私たちが世界の現状から目を背けていたのかを。これらを教訓として捉え、私たちは行動を改めるべきです。何か大きなボランティア活動をしろとは全く思いません。ただ、買い物をするとき、商品のパッケージを見て、どんなマークがあってどういう意味なんだろうと思ったり、その商品は本当に必要なのか、思い踏みとどまったり、家の中でも節電できるところはないかとか、節水してみようとか考えるだけでいいんです。そういう自分が思う世界にとって易しい行動が、徐々に世界に浸透していくのです。少しずつ、SDGsに、世界に、遠くにいる人々に、関心を持つことで世界を総括的に考えることができるのではないかと、私はそう思います。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。