世界には、コロナ感染以外で「コロナ」に苦しめられている人が沢山いる。例えば、コロナという名前を持つ人が学校でいじめられたり、他人の無自覚な「コロナ」発言によって傷つけられたりしている。他にも、ぜんそくなどの持病を持っている一部の人は、仕方のないせきや発熱によって感染源扱いをされ、避けられてきた。このように、今あげた2つの例以外にも数えきれない苦難が考えられる。私は幸運にもそのような経験はないが、その人たちの気持ちを汲み取り、苦しめない、心のケアの手助けをする、などは私にもできる。また、応用の心がけ、行動として、環境問題解決の一助となることができる。なぜなら、コロナによる外出規制によって排気ガス総排出量が減ったり、ゴミの量が全体的に減ったりしたからである。この傾向をコロナ前に巻き戻すことなく、環境問題解決へ繋げることが大切だと思う。パンデミックによる温室効果ガスは2020年には2019年と比べて約10%減っている。2030年までに気温上昇を1.5度に抑えるには、最低でも2030年には2019年比で43%削減することが重要である。しかし、2020年に大幅に下がった排出量は2021年、2022年にかけて増えており、コロナによるメリットが消えかけている。この状況から何とかして脱却し、43%削減に向けて再始動していくねきだと感じる。私が気になっていることの一つはライドシェアである。アメリカのUberのような仕組みを取り入れ、自動車排気ガス量を大幅に減らすことで、少しは環境に貢献できると思う。さらに、温室効果ガスの大半を占めている燃料は石炭で、今日の日本エネルギー価格高騰による節約癖を上手く活用し、習慣化することで、将来的にも石炭排出量を抑えることができると予想できる。私たち一人ひとりが真摯に行動すれば、結果が現れると考える。