[ぼらぷらエッセイ]

『私たちが常に心がけなければいけないことは・・・』

私たちが常に心がけなければいけないことは、自分の見えない世界で、何かと戦っている人がいるということです。すでに起こっているパンデミックを巻き戻すことはできませんが、影響を拡大させない、悪化させないことはできると思います。コロナ禍初期は外に出るときには必ずマスクをし、娯楽での外出を控え、人と距離を確保するなど、コロナ禍前と比べると制限のある生活を送りました。これに不満を持つことは当然ですが、その外で戦っている人がいることを忘れてはいけません。多くの発展途上国では、医療機関が整っていません。また、景気が低迷し、支援していた物資が減り、困っている人がたくさんいます。このような地域で感染拡大すれば、途上国で感染者が増えるよりも、死者数や重症者が増えやすい状況下にいます。途上国に住んでいる人は、清潔に手を洗うことができるアルコール(石鹸)があり、どこででも手にいれることができます。これは日々外から帰ってきたときに多くの人が行っていることですが、自然と感染対策になっています。日常生活が大きく変わることは、自身に大きなストレスを与えますが、私たちが苦しんでいる以上に特に発展途上国に住む人々は困っています。自分だけでなく、多くの人がこの新型コロナウイルスに影響を受けていることを頭に入れておく必要があります。そして、影響を拡大させないためにまず身の回りで言われていることを実施することです。最近は制限が緩和されてきていますが、外出するときにマスクをすることで新型コロナウイルスだけでなく、冬に感染が多いインフルエンザやノロウイルスの感染拡大も抑えることができます。誰かがやるという考えをなくし、”たにんごと”ではなく”ひとごと”として考えることが大切です。また、世界中で起こっている問題を理解するために、ニュースを積極的に見ることも必要です。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。