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元国連開発計画/大学教員 安部由紀子氏からの出題>

世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2023年3月に発表したジェンダーギャップ指数のランキングで、日本は146か国中、125位(0.647*)で、G7では最下位でした。
世界で最もジェンダー平等が進んでいる1位(0.912*)のアイスランドと日本を比べて、取り組みにどのような違いがあるかを調べてみましょう。
*ジェンダーギャップ指数は、0が完全不平等を、1が完全平等を表す。
出典:世界経済フォーラム『ジェンダー・ギャップ・レポート2023』

2024年8月17日 09:08

まず私が思ったのは国の大きさが関係して解決速度が落ちているのではないかということです。実際日本とアイスランドの国土面積を比較するとアイスランドの国土面積は日本の半分程でした。取り組み以前にも差が生まれており、その差を埋めるためには比較国の倍の取り組みに励まなければならないと思いました。NHKさんの取材でアイスランドの議会が取り上げられていました。日本と全く異なる光景、女性議員が約半分を占めており、中には赤ちゃんを抱いたまま議場に座って審議に参加している方もいらっしゃって、資料を読んだところ、その方は党首を務めている方でもあるらしく、日本だと物議になりそうなその光景に驚きを覚えました。次に日本でも課題となっている男女間の収入差です。「最終的な差別は賃金に繁栄される。」そんな現地の方の言葉が目にとまりました。1975年、「女性の休日」と言われるストライキで、女性の9割が職場を離脱し、主婦も家事を離れた結果、社会は大きな混乱に陥った半面、社会がどれほど女性ね働きによって支えられているか実感することになったと言われています。リスクの大きい活動は日本では行われません。リスクを恐れず解決に向かって前進しているアイスランドの方々を私たちは真似すべきだと思います。そしてアイスランドは1位となっても更なる改善に向かい制度をアップデートし続け、完全な平等実現のために動き続けているようでした。この順位は偶然ではないということです。