新型コロナウイルスが流行する今、私にできることは、「繋がり」を意識することだと考える。
新型コロナの世界的流行は人々の交流を分断し、従来の生活様式を制限した。このような変化は環境問題にも影響し、新型コロナウイルスは国の内外を問わず、持つ者と持たざる者間の格差を露呈して社会問題にも影響を与えた。世界中のすでに脆弱な立場にある人々が、今回のパンデミックで最も大きな打撃を受けることになったのだ。
しかし、今回の新型コロナウイルスの流行は今後の生活を良くするような変化ももたらしていると私は思う。その変化のきっかけは、パンデミックにおいて広く浸透した「オンライン」にある。「オンライン」によって離れていても繋がることができるということに気づかされ、世界中の様々な境界線を取り払うことに成功したのだ。パンデミックをきっかけに参加した今回のオンライン研修でも、カンボジアの子供たちと楽しい時間を共有することができたため、新型コロナウイルスの流行によって、人々の交流の輪はむしろ広がったと考えている。
この変化は、SDGsにも通じる。SDGsの達成も国境を無視して人々が団結することが必要であり、「誰一人取り残さない」ためには仲間同士の「繋がり」を強固にすることが大切である。だから私は、パンデミックの今は、オンライン上での間接的な交流を通して多くの人と関わり、一人一人の「繋がり」を強固にしたい。私一人で交流できる人は限られるが、この繋がりの輪が広がれば、全世界が一つになるのも難しくないと思う。今後世界中のあらゆる規制が緩和され、人々が直接的に交流できるようになった時、今と同じようにオンラインを多く活用すれば、これまで以上に人々は広く深く繋がることができるだろう。
「繋がり」は情報共有を円滑にし、情報共有は相互理解を生み出し、相互理解は団結力を築く。そうしてSDGsも最短距離で達成していきたいと思う。