[ぼらぷらエッセイ]

『コロナウイルスが世界中に蔓延し、世界経済・・・』

コロナウイルスが世界中に蔓延し、世界経済の低迷や医療機関の逼迫、教育へのアクセスの困難の増大、差別の助長など様々な問題を引き起こしている。そのような状況下で経済危機や教育へのアクセス難といった問題に対応できるのは各国のリーダーたちであり我々にできることは限られているようにも思う。しかしこのコロナウイルスがもたらした最大の影響の中の一つに差別の助長や社会的弱者への暴力の増加があるが、これに関してはむしろ我々が一番関わっていることであり、一人一人の心持ちによって改善できる問題だと思う。今世界中の人々が未知のウイルスへ恐怖を抱き、不安を抱えて生活している。そんな日々の中で心に余裕がなくなり、ウイルスの発信源の中国(中国は認めていないが)、延いては「アジア人」という特定の人種に対して嫌悪感を抱いた欧米人などが中心となって人種差別に走るという事態になっている。これは今まで加速していたグローバリゼーションの後退であると同時に対立を生む危険な傾向であり、世界的危機に直面した今、本来なら皆が人種など関係なく協力すべき時なのに逆の方向に走っている。また女性への暴力なども増え始めているが、これもウイルスへの不安から生じた心の余裕のなさによるものだと思う。このような状況を踏まえ我々にできることは、特定の敵をつくることを辞め、ウイルスと戦うという姿勢を世界中の人々と共有していき、心に余裕を持つことだと思う。コロナウイルスが蔓延する以前は特に問題なく国際交流も可能で、そこでできた国境を越えた友人や仲間がいる人も多いと思う。そういった今まで築いてきた関係を基に、共に戦う姿勢や不安感を共有し、前向きな姿勢を広げ、心に少しでも余裕を持てるようになることが大切だと思う。また医療機関への支援を行っている団体を通して寄付などをすることもコロナウイルスを乗り越えていくために我々ができることである。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。