[ぼらぷらエッセイ]

『「コロナとSDGs 私にできること」 ・・・』

「コロナとSDGs 私にできること」
 新型コロナウイルスが蔓延している今、今までの当たり前が当たり前ではなくなり、新たな生活のありかたに必然的に向き合わなければならない状況になっている。今の状況は日本のみならず世界規模で起こっていることであり、必然的に世界との連携が求められ、SDGsに向き合う大きなきっかけになっている。その中で私にもできることとは何か?
 わたしたちの生活で最も影響を受けるのは食であろう。日本はかなりの食料を輸入に頼っているという現状があり、輸入している国が輸出をストップすれば私たちの食文化も大きく変化するだろう。この変化は決して負の方向に働くものではなく、むしろ以前の地域の食材を生かした土地に根ざす食文化に立ち返ることになると考える。私たちにできることの一つは地元の食材に着目し地産地消を行い、国内自給率を上げることである。自分が食べたいものは何かを考える前に、今自分の住む地域で特産となっているものは何か、おいしいと言われている食べ物は何かに目を向けその食材をつかってご飯を作ることが第一歩だろう。そのことで地元の農家さんの生産量があがる、市の特産が増える、観光の一つになるといった効果が考えられる。そのために具体的な方法として①直売所に行きどんなモノが作られているのかを見て買ってみる。②その食材をつかって料理を作ってみる。③近隣の人にお裾分けなどをして広めていく。この3つが考えられる。今から地元に根ざした新たな文化を創り上げていくことがSDGsと同義になるのではないだろうか。具体的な方法を実践する際にも、①買う際には必要以上には買わずに食べれる分だけを買うこと。②食品ロスを減らすためにできる限り食べれる部分は工夫して使い残飯を減らす。この2つが意識して行うべきこととして上げられる。これらの地道な一つ一つの実践を継続していくことが私たちにできることだろう。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。