コロナ禍で世界が混乱している今、私にできることは、困難を抱えた生活を知る学びの場としてこの状況を捉え、より多くのSDGsアクションを日常に取り入れることだ。普段、SDGsを学んだり、生活に取り入れたりしていても、いつもどこか他人事で、自分には理解し得ない環境だった。もちろん、飢餓や感染症、格差に苦しむ人たちと同じとは言えないが、コロナによって私たちは不自由さや恐怖と共にする生活を体験できた。思い通りにいかない日々に嫌気もさすが、この日々をただやり過ごすのではなく、学びの場とし、より過酷な環境で生きる人たちに想いを馳せる機会としたい。
そして、小さなSDGsアクションは日常に溢れている。レジ袋の有料化にのっとってエコバッグを積極的に使用したり、よく飲み物を買う人はマイボトルを持ち歩くことでゴミを減らせる。サステナブルラベルがついた商品の購入を心がけたり、献立をしっかりと組んで必要な分の食料だけを買うことも有効だ。節電・節水を心がけることもできるし、何より、SDGsに関心を持って学び続け、周囲の人に共有することはお金をかけずにできる最初のアクションとなるだろう。意識した行動がいつかは習慣になるように、そして、世界全体が共にコロナに立ち向かわなければならない今だからこそ、「誰も取り残さない」という一体感をもって生活していきたい。