[ぼらぷらエッセイ]

『新型コロナウィルスの世界的流行によって、・・・』

新型コロナウィルスの世界的流行によって、医療崩壊の危機や、労働や経済の低迷、貧困層や教育格差の拡大などの問題が発生し、SDGsの達成がより困難な状況になった。当たり前のようにできていた、学校登校や出勤、ショッピング、旅行などもできなくなり、行動範囲が限定され、自宅で自粛することが望まれる環境となった。このような状況下になってしまったからといって、何もせずに諦める人が多いのではないだろうか。私はこんな状況下だからこそ、SDGsに目を向け、目標達成に向けた行動の重要性と意識向上につながるとても良い機会であると考える。なぜなら、誰でもできるSDGsの貢献方法は、家の中だけでもたくさんあるからである。例えば、テレビをいつもより毎日1時間見る量を減らしたり、コンセントを使わない時はプラグを抜いたりするだけで、エネルギーをみんなにそしてクリーンにという目標7に貢献することができる。そして、食べ切れない生鮮品や残り物を早めに冷凍してフードロスを減らすことで、飢餓ゼロを目指す目標に貢献することができる。他にもエアコンの温度を冬は低めに、夏は高めに設定したり、使わないものは寄付したり、フリマアプリに出品することで中古品の活用を心がけたり、シャワーの時間短縮や洗濯はできるだけまとめて洗うことなど、SDGsに貢献する方法は、まだまだたくさんある。このように、自宅での自粛が望まれる期間であっても、日常の小さな変化を意識するだけで、様々なSDGsの目標に貢献することができることがわかる。また、SNSなどのツールを活用し、SDGsをまだ知らない人に対して、認知してもらえるよう広報活動したり、世界中には厳しい現状下にある国がたくさんあることをより多くの人に知ってもらい、認知してもらうことで、1人でも多くの人がSDGs達成に向けた行動を起こす大きなきっかけとなるチャンスでもある。新型コロナウィルスの流行化である中でも、私たち一人ひとりが、SDGsが掲げる世界の目標を「自分ごと」として捉え、行動していくべきだと考える。全ての目標に相関関係があるため、1人の小さな行動変化が将来、より大きな結果をもたらすと私は信じている。

※新型コロナウイルスの情報は流動的ですので、このエッセイを書かれた当時の個人の意見として捉えていただくようお願いいたします。