このコロナ禍で、何が変わっただろう。私に今できることとは。
SDGsはどの目標も、欠けてはならないものである。しかし、私は特に2番目の目標の「飢餓をゼロに」という問題について考えたい。
世界には食べるものも無く、飢餓の状態にある人は多い。このコロナ禍で職を失い、食料を買うことも出来ない、中にはコロナの影響で内臓を売る人もいると知った。しかし、日本ははっきり言って飽食という状態である。ある調査によると、日本のフードロスの量は、国連が世界中で行っている食糧支援の量の倍であるとのことだ。コロナ禍で、飲食店が外出自粛等の影響で大きく被害を受けている。飲食店は、客が来ることを願って食材を仕入れていると思うが、客が来なければその食材は廃棄されることになる。まずは捨てられる食材を減らすことから日本は始めなければならない。飲食店は持ち帰りのメニューを増やしたり、飲食店の経営難により被害を受けた食品の生産者たちは破格の値段で食品を売ったりすることで利益を無視してでもフードロスを減らそうとしている。私たち消費者は、そういった取組に応えて、フードロスを減らす為の商品を買うことも第一歩ではないだろうか。
日本のフードロスの削減が直接的には飢餓をゼロにすることには繋がらないかもしれないが、日本で適切な量の消費量が判明することで海外へ食品が行き届くかもしれない。また、経済がより良く循環することで、財政も潤い、飢餓への支援額も大きくなるかもしれない。
決して直接的には繋がっていないかもしれないが、このコロナ禍で日本の食について目を向けてみることで、新たな第一歩となるはずである。