そんな私たち一人ひとりが心がけていくべきだと思うことが主に3つある。まずは日々の行動に責任を持つことである。持続可能な社会=循環型社会ととらえると、消費者としての購買行動が環境や社会に影響を及ぼしていることがある。この原因として、モノを作る裏のサプライチェーンを考えることがないからだ。一つ何かを購買すると、第一次産業が動き、卸業が動き、小売業が動く。そして購買行動が多いほど需要は増え、企業はどんどん増産する。この動きを止める方法として「Ethical消費」を行う「グリーンコンシューマー」になっていくことが一つある。商品ができるまでのストーリーを知り、環境負荷の少ない原料を使用しているか、適正な取引の元で販売されているか、を認識し購入していくことで根本的解決につながると思う。次に継続していくことである。SDGsはそれ自体が続けていくことが重要である。生活の中で習慣化していくことで、次の世代にもつながっていく。最後に、人に寄り添うことである。今回のボランティアでカンボジアの子供たちとオンラインで交流するという機会に恵まれた。物理的な距離を超えたつながりをもつことで、多様な個性と関わる楽しさを実感した。このように、一人一人を大切にする姿勢は「誰も置き去りにしない」という精神につながる。どんな環境であれ、どんな状況であれ、一人を大切にすることが結果的に未来へとつながる。
SDGsは決してゴールではなく、方法である。SDGsを通して自分自身のふるまいを見直し、自分たちから行動していくべきだ。